15日に『格闘DREAMERS』が放送され、ボクシング高校6冠の経歴を持つオーディション参加者、宇佐美パトリックが持ち前の打撃を活かして圧巻の2ラウンドTKO勝利を収めた。
合格者を決める最終決戦では、ここまで残った12名の挑戦者たちが試合でその実力を示すことに。パトリックが対戦したのはオーディション参加者ではなく、KRAZY BEE所属の日高健太郎。セコンドの山本アーセンは試合前に「勝たせる気はない」とコメントし、日高の勝利を確信している様子だった。
試合が始まると積極的にタックルを仕掛ける日高をパトリックが冷静に回避すると、打撃でプレッシャーをかけていく。膠着状態が続いたが、パトリックの左フックが命中すると一気に試合の流れは傾き、最後は怒涛のラッシュで2ラウンド2分6秒、TKO勝利をもぎ取った。
打撃出身のパトリックが総合選手を相手に勝利したこともあり、数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)は「成長がリアルに見えてちょっと感動しちゃいましたね」と、心を揺さぶられている様子だった。
観客席から試合を観ていたパトリックの父親の目からは涙が。それに気づいたパトリックは「見ました? お父さん泣いているところ。チャンピオンベルトあげる前に泣いてましたよ」と無邪気に喜んだ。
一方、敗戦を喫した日高は「中途半端にしちゃったな、マジで」と悔しさを隠せない様子で、アーセンは同ジムの後輩の敗北について「不完全燃焼。だから『次見とけよ』って感じっす。それしか言えないです」と、言葉少なに語った。