将棋界でその名を知らぬ者はいないレジェンド中のレジェンド、羽生善治九段(50)が生まれ変わったら…。数々の大記録を打ち立てた棋士が、予想外の“夢”を語った。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」で、前回大会に続きリーダーとして出場する羽生九段は中村太地七段(32)、佐藤紳哉七段(43)とチームワークを高めるための動画を収録。好きなダジャレや占いについてなど、意外な角度からのトークも展開されることとなった。
羽生九段は昨年のチーム動画で、うさぎカフェ内でどうぶつしょうぎを楽しむという、将棋ファンが歓喜する激レア作品を世に輩出。今年は好感度抜群の実力者・中村七段、かつらを飛ばすパフォーマンスで知られる佐藤七段という、オリジナリティあるドラフト指名でチームを構成すると、またもファンの頬が思わず緩むような動画を作り上げた。
カードゲームをしながらトークを展開するパートでは「生まれ変わって棋士以外になりたいもの」という質問を受けると、「ツアーコンダクターとか楽しそうな感じ」とにっこり。「旗振って、みなさんこっちですよと。いいじゃないですか、みなさん連れて行って喜ばせて」と、楽しそうに続けた。また、将棋界で有名なダジャレ王・豊川孝弘七段(54)が使う「好きなダジャレ」というお題には「私は『両取りヘップバーン』(オードリー・ヘップバーン)です」と即答。盤外の研究にも抜かりのないところを見せた。
また勝負に身を置くものとして、占いや験担ぎについては、信じる・信じないなど差が大きく出るところだが「(占いは)いいことが出たら信じる。大吉が出たら信じる。凶が出たら気にしない」と、ポジティブなことだけ採用するときっぱり。国民栄誉賞も受賞した将棋界の至宝が、ゆるい話にも笑顔で対応し続ける様子にファンからも喜びの声が多く寄せられていた。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)