味付けが関東と関西で分かれている料理があるように、同じ日本でも地域や家庭によって風習や“食文化の違い”はあるもの。Twitterでは、そんな伝統の味に関する“ある汁物”が話題になっている。
投稿主は、WEBライターや大喜利などで活動している店長(@ten_cho_u)さん。おやつ代わりに実家に伝わる『とろろ昆布に醤油をかけてお湯を注いだ汁』を飲んでいたところ、それを見た妻にかなり怪訝な顔をされたという。
そんな店長さんは、その知名度が気になりTwitterの投票機能で「こういう汁ってご実家でありましたか?」とアンケートを実施すると、投票数は10万超え、知名度はおおむね半々という結果になった。
このツイートを見た人からは「え?それ普通じゃないですか?」「食べた事はないがおいしそう」「これ嫁いでから生まれて初めて飲んだよ…!」など、共感するコメントが殺到。全国的に知名度はあるようで「愛知県民ですが、実家でよく母が出してくれました」「東京ですが やはり+鰹節でよくやります」といったコメントも寄せられ、ツイートは6万件を超える“いいね”を記録している(※数字は5月28日14時のデータ)。
ニュース番組『ABEMAヒルズ』が話を聞いたところ、「私は関西出身なのですが、実家では幼少期から当たり前のようにこの汁が食卓に出ていました」と店長さんにとっては、身近なものだったという。「先日久しぶりに飲みたくなり、汁を作ったところ、関西出身の妻が『何それ!?』とものすごく驚いた」といい、「妻はとろろ昆布を食べる文化自体あまりなかったらしく『なにしてるの…?』『ふざけてるの?』みたいな顔をしていました」と状況を明かした。
さらに、番組スタッフが『この汁物に名前をつけるなら?』と聞くと「実家の母に電話で確認したところ“とろろ昆布のおつゆ”と呼んでいるそうです」と教えてくれた。また、反響については「ライターとして活動していますが、今まで書いたどの記事よりも反響が大きく、うれしいやら何やら複雑な気持ちです(笑)」といい、「自分にとって当たり前だった食文化を見直す良いきっかけになったと思います」と話していた。
(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)
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