どう見ても“水滴のついた板”! 投稿主のスゴ技に「拡大しても何が何やら…」と反響
【映像】ABEMAでみる

 ある職人の“スゴ技”がネット上で話題になっている。

 投稿主は、伝統装飾技法の木象嵌を用いた彫刻作品を作っている福田 亨(@TF_crafts)さん。自身のTwitterに“木で水滴を彫った”という作品の一部を写真で公開。投稿を見てみると、光の反射具合や透明感など、まるで本物の水滴がついているかのように見える。これが「一枚の板でできている」と知っても目を疑ってしまうほどのクオリティだ。

 福田さんは、この作品の他にも同じ技法で着色をせず木の色味と木目だけをいかして、アカボシゴマダラやテントウムシ、カブトムシといった昆虫などの彫刻作品を製作しているという。

【映像】木の色味だけで再現した“赤いテントウムシ”

 この投稿を見た人からは「ちょっと何言ってるか分からない」「水滴にしか見えません」「ニスを垂らして乾かしたのかと」「拡大しても何が何やら…」「発想も技術も凄いです!」「実物が見てみたい!!」といったさまざまな反響が寄せられ、投稿は16万件を超える“いいね”を記録している(※数字は5月28日14時のデータ)。

 ニュース番組『ABEMAヒルズ』が福田さんに話を聞いたところ、「この水滴は“蝶の吸水のシーン”という作品の一部として作ったもの。特にこだわったのは“地面と水の境目の仕上がり”です。ノミと彫刻刀を使い、周りの板を全体的に1.5ミリメートルほど掘り下げて水の部分を浮き彫りにしました」と教えてくれた。

 反響については「たくさんの反響をいただいて、とても励みになります!作品は未完成ですので、まだまだこれからという気持ちです!」と語っている。

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

「木で水滴を」超絶技法の彫刻作品
「木で水滴を」超絶技法の彫刻作品