盗撮・詐欺被害、果ては“身バレ”という結末も…コロナ禍で安易に手を出す人が増加?「パパ活」女性がさらされるリスク
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 コロナ禍によって困窮した女性たちが「パパ活」に乗り出しているといった言説が相次いでいる。一方、トラブルに巻き込まれたという体験談も枚挙に暇がない。

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盗撮・詐欺被害、果ては“身バレ”という結末も…コロナ禍で安易に手を出す人が増加?「パパ活」女性がさらされるリスク

 景気悪化によって仕事を失い、友人の紹介でパパ活をスタートさせたというサオリさん(仮名、21)は、“パパ活詐欺”の被害に遭ったことがあると話す。「元々お茶でお会いする予定だった男性だったが、“パパ活よりも稼げる投資がある”と話を持ちかけられた。そこからまず“コンサル料”として50万円振り込んだ」。

 さらにはパパ活で出会った男性との性行為中に相手が動画を撮影していることに気が付き口論になったことも。しかも男性は滞在していたホテルから逃亡、連絡を取っていたマッチングアプリやSNSからも消えてしまったため、動画の流出を恐れる日々を送る。「お手当もいただけず、教えていただいた電話番号にかけても出ず、LINEも既読がつかない状態で。警察に相談することも考えたが、正直なところ両親にバレたくないというのがあって、それ以上追うことはできなかった」。

盗撮・詐欺被害、果ては“身バレ”という結末も…コロナ禍で安易に手を出す人が増加?「パパ活」女性がさらされるリスク

 いずれの件でも親にバレることを恐れ、警察をはじめ、誰にも相談できなかったと明かすサオリさん。しかも詐欺被害の50万円は“闇金”で工面したことから、その返済のため今もパパ活をやめられずにいる。「パパ活を始める方が増えてきているので“相場”がどんどん下がっている。1から3(万円)くらいじゃないと無理です、という男性も多い…」。

盗撮・詐欺被害、果ては“身バレ”という結末も…コロナ禍で安易に手を出す人が増加?「パパ活」女性がさらされるリスク

 学生時代、時給換算で1万円程度のお金が楽に稼げるという好奇心から“食事のみ”のパパ活をしていたというミキさん(仮名、20代)は、専用SNSアカウントにデートの内容をアップしていたという。しかし同じ写真をプライベートのSNSにも投稿してしまった結果、“特定班”によってパパ活をしていることが晒されてしまう。「自分の名前だったり、ヒットしそうな検索ワードをエゴサーチにかけて、常に気にするようにはしている」と、今も不安を抱いている。

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 「パパ活プロデューサー」のゆうと氏は「コロナで仕事が無いとか、残業代ありきで仕事をしていたのがテレワークで無くなってしまい、東京で暮らすのが厳しい。だからパパ活をしたいといった相談が増えている」と話す。

盗撮・詐欺被害、果ては“身バレ”という結末も…コロナ禍で安易に手を出す人が増加?「パパ活」女性がさらされるリスク

 「パパ活アプリにはお金が欲しい女の子がいっぱいいるので、簡単に儲け話で騙せる。また、盗撮被害は、よく耳にすることだ。ひどいケースでは、動画が販売されていたということもある。やはりパパ活という言葉が浸透した結果、こうした被害に遭う可能性があるという知識も無いまま始めようとしてしまう。どうしてもパパ活をしなければならないと言うなら、知識を身につけ、自分を守れるようになってから始めて欲しいと思う」。

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 ジャーナリストの佐々木俊尚氏は「1980年代には“愛人バンク”、90年代には“援助交際”など、個人売春の亜種のようなものはこれまでもあった。ただ、それらと背景が異なるのは、今はSNSがあるということだ。そこでトラブルがあったとしても、かつては“辛い過去”として隠して生きていくことも可能だったが、今はあらゆるものがアーカイブされ、忘れてもらえない時代になってしまった。この点に関しては、“バレても大丈夫”な生き方を選択するしか、逃れる術はないと思う。

盗撮・詐欺被害、果ては“身バレ”という結末も…コロナ禍で安易に手を出す人が増加?「パパ活」女性がさらされるリスク

 そう考えると、今後は“パパ活女子を守る”と称してみかじめ料を取ったり、詐欺を働いた男性を追い込みにいくというような闇ビジネスも出てくるかもしれないし、一つの文化、エコシステムのような構造が出来てくるのかもしれない。しかし、そもそも男性側のリスクが低い以上、歯止めをかけるのは難しい。その意味では、“怖いお兄さん”が付いている店舗型風俗で働いた方が女性のリスクは低い。

 これは売春防止法が制定された時の議論と非常によく似ていて、貧困女性の受け皿になっていた“赤線”が無くなったら、彼女たちはどこに行けばいいのか、という話になってくる。風俗産業を否定的に見る人も少なくないが、決して悪ではないし、パパ活のようなものが増えた結果、管理された風俗産業が消滅してしまうことによる危険性をどう考えるのか。そうした議論も必要だ」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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