みずほ銀行頭取の“ATM障害をネットニュースで知った”に衝撃…夏野剛氏「日本企業の弱みが思いっきり出ている感じがする」
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 ATMからキャッシュカードが出てこないなどのシステム障害が相次いだ問題で15日、第三者委員会による報告書を公表したみずほ銀行。

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 報告書ではシステムの担当部署が障害を軽く評価して報告が遅れたことや、第一報のメールを受け取った複数の部署が重大性を認識できなかったことが挙げられているが、中でも驚きの声が上がっているのが、会見の場で藤原弘治頭取が口にした、“最初にトラブルを知ったのはネットニュースで”という一言だ。

みずほ銀行頭取の“ATM障害をネットニュースで知った”に衝撃…夏野剛氏「日本企業の弱みが思いっきり出ている感じがする」

 ドワンゴ社長で慶應義塾大学特別招聘教授の夏野剛氏は「何か終わっちゃってる感じがする。日本企業の弱みが思いっきり出ている感じがする」と指摘する。

 「海外では企業のシステム部門の役員にはシステムベンダーからヘッドハントされてきた専門家が就いていることが多いが、日本では2000年前後に金融機関の破綻が相次いだ時にも経営体制を変えなかった。みずほの今の経営陣たちも35年ぐらい前に入行し、銀行の業務だけで生き残って来られた方がほとんどだろう。だからITの“あ”の字も分からない。専門家を外から採ってくるとか、終身雇用・年功序列といった仕組みを破壊しなかったことが今につながっていると思いう。今まで動いてきたシステムを活かしながらやっていくのもある意味では正しいが、やっぱりどこかの時点では全面的に刷新することもしないといけない。でも、システムに携わったことのない経営陣なら、そのための判断もつかないと思うし、むしろ、なるべく触りたくなかったんだと思う」。

みずほ銀行頭取の“ATM障害をネットニュースで知った”に衝撃…夏野剛氏「日本企業の弱みが思いっきり出ている感じがする」

 「NO YOUTH NO JAPAN」代表理事も務める慶應義塾大学大学院1年の能條桃子氏は「銀行に就職した友達もいるが、学生時代は自分で考えてSNSで発信していた子たちも、1、2年経つと思考停止している感じがする。問題が起きた時に、内部から情報を上にあげられる人が育ってないのではないか」とコメント。すると夏野氏は「そうならないと睨まれて生き残れないから。とにかく何かを言ってしまうとその人が担当させられるし、危ないことから離れるというのが銀行という組織では大事。個人の能力よりも、どこを歩いてきたかが人生を決めちゃうから厳しい。クリエイティブな人には向いていないので、僕も学生たちに“クリエイティブなことを考えるんだったら、絶対に金融に行っちゃダメ”と言っている」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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