「“一生政治家”という人たちだけが永田町にいると、政治って良くならないなと感じた」政界引退を表明の山尾志桜里議員が生番組で胸中
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 政界引退を表明した国民民主党の山尾志桜里議員が『ABEMA Prime』に生出演、胸中を語った。

 山尾議員は夕方、自身のYouTubeチャンネルで「政治家とは別の立場で新しくスタートしたいことがある。今回の任期を政治家としての一区切りとしたい」と表明。国民民主党の比例代表東京ブロックからの立候補を予定していたが、この秋までに行われる衆議院選挙には出馬せず政界を引退するとしていた。

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 今日の発表について山尾議員は「“引退”と言うと違和感があるけれども、一言で言うと、やっぱりこの10年政治家をやってきて“一生政治家”、“政治家一筋”という人たちだけが永田町にいてどんどんどんどん煮詰まっていくと、政治って良くならないなと感じた。もっと色々なことが出来たはずの人が、政治家しかできなくなっていく。そして世の中の感覚とどんどん離れていき、まさに飲食店など、巷の現状が感覚として分からなくなっていくと思った。別のところから政治家になって、一定のテーマをやったら別のところに行く。そうやってぐるぐる回るほうがいいんじゃないのかと思い、ここで一区切りにしたいと思った」と説明。

 また、やり残したことについて問われると「やっぱりもうちょっと与党と野党の垣根を越えた活動がやりたかった。それこそ憲法、ミャンマーや香港、ウイグルの話などは超党派で同じ目標に向かって頑張ろうという活動を特この1年くらいやってきた。一般の人も感じている通り、ここは大変だからもうちょっと垣根越えてやってよというところを、もうちょっと挑みたかった。

 でも、それならむしろ議員じゃなくてもできるかも、とも思っているし、私はずっと憲法、人権、民主主義ということにこだわってやってきたので、それにはずっと携わっていきたいと思っている。きのう国会が閉会したことで、もう選挙みたいになっている。“事実上衆院選だ”とかいう声も聞こえてくるが、私には違和感がある。その点、次の選挙には出ませんと言うことができたので、閉会中でもできる活動をしていきたい」。 

 フリーアナウンサーの柴田阿弥が「煮詰まってしまうということでしたが、薄まってきたとしたら、また戻ってくる可能性は?」と尋ねると、「どうですかね…。今の気持ちで未来を縛る必要はないと思うが、残りの任期をしっかり頑張る。それが終わったら、新しい形として、政治家じゃない人が政治に携われる環境を作っていきたい」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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