健康診断に来た90代女性と医師の素敵なやりとりがTwitter上で話題となっている。
投稿主は、医師のカノン（@bluebeetle47）さん。ある日、カノンさんの病院に90代女性が健康診断にやってきた。エコー検査を行い「肝臓見ましたけど大丈夫です。胆のうも異常なしですね」と伝えると、女性は「良かったです。こうして元気でいられるのも先生方のおかげです。私、90も過ぎてこうしていられるのありがたくて。でも、もうねいつ死んでもいいって思ってるのよ」と答える。カノンさんは「そう思えるってことは、素敵ないい人生なんですね」と返すと、沈黙になったのでまずかったかなと反省したという。
しばらくして、女性は「家族はみんなそれを言うと『まだまだ頑張れ』っていうのよ。私いろんなこと頑張ってきたのよ。もういいのよ。『いい人生だったんですね』ってずっと誰かにそう言って欲しかったんです。先生ありがとう」と話し、涙を流したので、カノンさんはもらい泣きしたという。
この投稿を見た人たちからは「ステキすぎてビビる」「その言葉を言えるって凄い！」「心に響く言葉を伝えられる人間に成長したい」といった称賛のコメントが寄せられ、投稿は12.5万の“いいね”を記録している（※数字は6月21日13時データ）。
ニュース番組「ABEMAヒルズ」の取材に対して、カノンさんは「女性は何度かお会いしている方で、ご家族の関係も良さそうで上品な優しい話し方などから思わずそう言ってしまいました」とその時の状況を教えてくれ、続けて「家族や大切な人にどんな言葉をかけても、その関係性やお人柄、人生の出来事、人それぞれですのでその言葉に正解はないと思っています」と話している。
（ABEMA／『ABEMAヒルズ』より）
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