全国の留置場にオンラインで差し入れができるサービス「さしいれや」をご存じだろうか。
ニュース番組『ABEMA Prime』では、この「さしいれや」に人気の“差し入れ”を取材。まず、留置場の人気ランキングは以下の通り。
【留置場への差し入れランキング】
1位:7日間着替えセット
2位:3日間着替えセット
3位:ミステリー・推理(小説3冊セット)
4位:週刊誌(バランス型)6冊セット
5位:レターセット
1位の「7日間着替えセット」(2万4000円)はスウェット2着に下着や靴下、Tシャツが入ったもので、汚れが目立たないブラックカラーになっている。留置場では誰が着たか分からない下着やスウェットが貸し出され、しかもお風呂は1週間に1、2回のみ。そのため衣類の差し入れが喜ばれるという。
【映像】留置場“差し入れ”1位の「7日間着替えセット」(2万4000円)の中身
留置場では場所ごとに独自の決まりがあり、中身によっては受け取り拒否をされてしまうケースもあるという。そこで、全国どこでも差し入れられるアイテムを取り揃えるサイトとしてスタートしたのが「さしいれや」だ。
例えば、留置場に差し入れできないものにはお酒やタバコがあり、一部の留置場では自殺防止のためにロングTシャツも差し入れできないこともある。さらに大阪以外の留置場では女性にブラジャーの差し入れもダメだという。
続いて、刑務所への人気の差し入れも取材。結果は以下の通り。
【刑務所差し入れランキング】
1位:ミステリー・推理(小説3冊セット)
2位:成人誌3冊セット
3位:週刊誌(バランス型)6冊セット
4位:SF・ホラー(小説3冊セット)
5位:コミック
刑務所は郵送で衣類の差し入れが認められておらず、「さしいれや」ではトップ5を本や雑誌が独占。そのため留置場とは違ったランキングになっている。
また、番組では留置場・刑務所で人気の本についても調査。作家別のランキングを見てみると、時間がたっぷりあるためか、ミステリー作家が上位にランクインしている。1位には『容疑者Xの献身』などで有名な東野圭吾氏が輝いた。留置場や刑務所では、インターネットの使用やテレビの視聴が自由にできないため、ミステリー小説が喜ばれているようだ。
【留置場・刑務所で人気の作家ランキング】
1位:東野圭吾
2位:湊かなえ
3位:宮部みゆき
4位:綾辻行人
5位:辻村深月
さらに、雑誌のランキングを見てみると、男性には過激な実話系雑誌が、女性には外の世界への憧れからかファッション誌が人気という結果に。刑務所では「成人誌も過激すぎない内容なら差し入れOK」で、雑誌を留めているホッチキスを外して、差し入れしてくれる。また、中に何も隠されていないことを確認する必要があるため、袋とじは開封して、差し入れが行われる。
(ABEMA/『ABEMA Prime』より)
※ランキング出典:さしいれや
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上“西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・「ABEMA NEWSチャンネル」知られざる番組制作の舞台裏