2021年6月13日(日)に、川口総合文化センター・リリア メインホールにて、TVアニメ『呪術廻戦』スペシャルイベント「じゅじゅフェス 2021」が開催され、呪術高専・東京校7名のキャラクターを演じる榎木淳弥(虎杖悠仁役)、内田雄馬(伏黒 恵役)、瀬戸麻沙美(釘崎野薔薇役)、小松未可子(禪院真希役)、内山昂輝(狗巻 棘役)、関 智一(パンダ役)と、中村悠一(五条 悟役)ら7名の豪華キャストが登壇した。
オープニングムービーに合わせて7名のキャスト陣が次々に登場し、大きな拍手で迎えられた。最初のコーナーでは、「キャストが選ぶ名シーン生アフレコ!」と称し、TVアニメシリーズを振り返り、登壇キャストが、それぞれ他のキャストが演じるキャラクターのお気に入りシーンを発表し、そのシーンを生アフレコで披露することに。TVシリーズの迫力の名シーンと、キャスト陣による臨場感あふれる演技がたっぷりと楽しめた。
最初に、中村が選んだ「虎杖悠仁」の名シーンが紹介され、2話で虎杖が「生き様で後悔はしたくない」と語るシーンを榎木が会場で生アフレコ。中村はこのシーンについて、「虎杖は作中でも常にこの台詞を心に持ち続け、ずっとこの言葉に縛られていく。とても印象的なセリフだと感じました」と感想を語った。また、実際に榎木の収録の様子をそばで観ていて、「平常時の感情から、繋がりを保ったまま、別の感情への分岐を表してしていくという、榎木さんの役へのアプローチが自分とは真逆の手法で面白かった」と演技への印象をコメントした。
続いて内田は、17話の西宮と闘う釘崎のシーンをセレクト。同じく、瀬戸が生アフレコに挑戦した。内田はこのシーンについて、「釘崎は、自分らしくいることへの執着を持ち、それを相手に叩きつけていく。そんな彼女の強さに憧れます。とにかくかっこいいです」とコメント。瀬戸はこのシーンのアフレコ収録時を振り返り、「掛け合いができたことで、オーディション時よりも気持ちがとても乗りました」と、共演者と共に作り上げられた現場の空気感について触れた。
その後も思い入れのある名シーンにあわせ、次々と生アフレコで再現。内山は6話に登場する、グラウンドで釘崎と練習するコミカルな様子のパンダのシーンをセレクト。内山は、本編ではシリアスなシーンが多い中で、「アニメとしての動きも面白いし、一緒に遊んでいる棘の姿も面白い。キャラクター同士の関係性も感じられるような楽しいシーンです」とこのシーンについての感想を語った。
続いて瀬戸は、8話で釘崎と禪院真希が歩きながら話しているシーンを紹介。「私が惚れてしまったシーンです。“禪院家”という大きなものを背負っているはずなのに、そのことをにやりと笑いながら余裕で話す真希さんがとてもかっこいい!」とコメントすると、それを受けて小松も「私も野薔薇が大好きなので、相思相愛ですね」と笑顔を見せた。このシーンは、2人で収録に臨むことができた貴重なシーンで、小松としても、とても印象に残っているやり取りだと振り返った。
続いて小松が選んだ「狗巻 棘」のシーンは、狗巻が呪言を放つ8話と19話の2シーンを紹介。小松は「棘は普段はやんちゃな一面がありますが、戦闘シーンでは必死さがあり、大きなギャップがあるキャラクター」と紹介。また、演じる内山は、「必死な状況の時は、綺麗な音を出すのでは無く、喉が壊れそうな、身体に悪そうな声の出し方を意識しました」と、演じるにあたって心掛けているポイントを答えた。
そして榎木は、23話で登場した伏黒の領域展開のシーンをセレクト。榎木は「このシーン、『領域展開』で覚醒する伏黒の才能の凄さがかっこいい。解放された感じが凄くて、このシーンを演じていた時の内田さんの弾けた演技も印象的でした」と語ると、内田は「伏黒が、初めてここで“必ず勝つ”という自分の意志を強く見せた闘いだと思いました。このシーンの収録時は一人きりだったので、自分自身と向き合い、より集中して演じることができました」とアフレコの様子を振り返った。
続いて関は、7話の五条と漏瑚の闘いのシーンを紹介。関は「こういう先生のようなポジションのキャラクターが昔から好きなんです。瞳も綺麗なのでうっとりしてしまいました(笑)」と答えると、中村さんは「五条はふり幅があり、目隠しをしている時とそうでない時で、見た目でいうと2人のキャラクターを演じているような感覚があります。難しく感じながら常に演じています」と役作りの難しさについて感想を語った。
さらに、スタッフが選ぶ特別編として、2つのシーンを生アフレコで披露。藤田音響監督が選んだのは、1クール目のラスト(13話)の強い意志を感じさせる虎杖のモノローグ。藤田音響監督からは、「セリフの印象を活かすため、曲終わりでセリフを聴かせるように調整を行った」とのコメントがあった。すると榎木が「初めて知りました。そのおかげでシーンが際立ち、印象的になったと思います。こういった決意のシーンは、アニメでは気負いながら喋ることも多いですが、自分に置き換えた時に、もっと自然な雰囲気なのかなと思い、この表現で演技しました」と語った。
さらに朴監督が、24話で虎杖と釘崎が「共犯」と語るシーンをセレクト。監督からは、「2人の芝居もあいまって、さらに深みが増したシーンになった。このシーンは仕草も細かく、とても自然で生きてるので、リップシンクを細かく調整した」とコメント。榎木と瀬戸も、丁寧に作りこまれていったこのシーンの映像について、感激した様子を見せた。
続いて展開した全3部構成の朗読劇パートは、このイベントのためにアニメスタッフによって書き下ろされた「じゅじゅさんぽ」が披露された。会場である川口が舞台となり、呪術高専の1年生と2年生がチームに分かれ、「荒川横断じゅじゅトラクイズ」に挑むというユニークな内容。キャラクター同士でテンポ良く展開する朗読劇に大きな笑いが起こり、キャスト陣の見事な演技にファンが魅了された。
さらに、第2クールオープニングテーマアーティストであるWho-ya Extendedが登場し「VIVID VICE」を歌唱ライブするなどのサプライズも。迫力あるボーカルが会場に響き渡り、熱いライブパフォーマンスに会場が引き込まれた。
そして、最後の告知コーナーでは、最新情報に加え、待望の『劇場版 呪術廻戦 0』ティザービジュアルと、2021年12月24日の公開日が発表された。劇場版の最新情報のサプライズに、会場からも大きな拍手が贈られた。劇場版について、榎木は「PVでも「来たる12月24日、我々は百鬼夜行を行う」というセリフがあり、作品にとっても、特別な意味のある日なので、ぜひ楽しみにしていてください」と期待感高まるコメントをした。
イベント最後には、キャスト陣一人一人より、ファンに向けてのメッセージが贈られた。
榎木「アニメスタッフが全力でこの作品を作り、キャスト陣がそれに応えられるように頑張りました。まずは劇場版を宜しくお願いします。そして、続きもやってほしい思いがあります。その時には、アフレコを全員で演じられる環境になっていたら、空気感もまた変わってくると思います。そんな世の中に早くなってほしいと願っています」
内田「2クールを演じて、各方面で作品への熱い言葉を頂く機会がありました。この熱狂を一緒に感じながら、また作品を制作できることは非常に幸せです。まずは12月24日公開の劇場版を楽しみにして頂き、その先も描いていけたらと願っています」
瀬戸「こうしてファンの皆さんの前に立つことが久しぶりなのですが、発表を観た時の、皆さんの喜ぶ顔を直に観ることができてとても嬉しいです。今後の展開が発表されましたが、応援してくださる皆さんのお陰だと改めて感じました。これからも宜しくお願いします」
中村「原作をお読みの方はご存知の通りだと思いますが、アニメが続かないと私が演じる五条はよく分からない、ただ煽るだけの人なので……。ぜひ続きをやってもらいたいです」
小松「『呪術廻戦』のイベントでは、2年生は初の参加になったと思います。色々な側面から作品を楽しむことができました。『呪術廻戦』を観ない日が無いくらい、たくさんの方に愛されている作品だと感じています。これからも応援を宜しくお願いします」
内山「久々に『呪術廻戦』の世界に浸ることが出来て楽しかったです。ここにいない他のキャストさんのお話や、他のキャラクターのセリフを聞きたいという方もいらっしゃると思いますので、またこういうイベントが開けるといいなと思います」
関「久しぶりにお客さんの前でイベントを行いました。動物の中でも人気の高いパンダを演じられる事に喜びを感じました。謎の多いキャラクターなので、その謎を紐解いていけたらと思っています」
『呪術廻戦』スペシャルイベント「じゅじゅフェス 2021」 概要
日程:2021年6月13日(日)
会場:川口総合文化センター・リリア メインホール
出演:榎木淳弥(虎杖悠仁役)、内田雄馬(伏黒 恵役)、瀬戸麻沙美(釘崎野薔薇役)、中村悠一(五条 悟役)、小松未可子(禪院真希役)、内山昂輝(狗巻 棘役)、関 智一(パンダ役)、Who-ya Extended(第2クールOPテーマアーティスト)
司会:大橋隆昌
アニメ「呪術廻戦」放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | みどころ |
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1 | 両面宿儺 | 虎杖が“宿儺の指”を喰らう |
2 | 自分のために | 最強呪術師・五条が宿儺と対決 |
3 | 鉄骨娘 | 1年の紅一点・釘崎野薔薇が登場 |
4 | 呪胎戴天 | 宿儺が領域展開を発動 |
5 | 呪胎戴天-弐- | 宿儺vs伏黒、衝撃的な結末 |
6 | 雨後 | 虎杖がキモカワイイ呪骸と修行 |
7 | 急襲 | イケメンすぎ&強すぎ!五条が素顔公開 |
8 | 退屈 | 初対面で女のタイプを聞く男が襲来 |
9 | 幼魚と逆罰 | 七海が強烈な名言を連発 |
10 | 無為転変 | 七海vs真人、緊迫の戦い |
11 | 固陋蠢愚 | “時間外労働”に突入した七海 |
12 | いつかの君へ | 虎杖vs吉野の辛すぎる戦い |
13 | また明日 | 虎杖&七海と真人の激闘 |
14 | 京都姉妹校交流会-団体戦(0)- | 東京校、京都校の生徒が対峙 |
15 | 京都姉妹校交流会-団体戦(1)- | “親友”との存在しない記憶 |
16 | 京都姉妹校交流会-団体戦(2)- | 異種格闘技戦?パンダvsメカ丸 |
17 | 京都姉妹校交流会-団体戦(3)- | 真希vs真依、双子の因縁と絆 |
18 | 賢者 | 御三家相伝術式対決、伏黒vs加茂 |
19 | 黒閃 | 虎杖覚醒!ブラザーとの共闘 |
20 | 規格外 | 五条が規格外の大技をぶっ放す |
21 | 呪術甲子園 | 原作者考案の選手紹介テロップに注目 |
22 | 起首雷同 | 伏黒の過去と深まる1年ズの絆 |
23 | 起首雷同-弐- | 伏黒が出した本気、領域展開発動 |
24 | 共犯 | “共犯者”になった虎杖と釘崎 |
25 | 懐玉 | アオハルが過ぎるバスケシーン |
26 | 懐玉-弐- | 五条、調子に乗る |
27 | 懐玉-参- | 五条vs甚爾戦のスピード感! |
28 | 懐玉-肆- | 天上天下唯我独尊 |
29 | 玉折 | 動揺する若き五条 |
30 | そういうこと | またな |
31 | 宵祭り | 語りかける三輪、沈黙のメカ丸 |
32 | 渋谷事変 | 公園でハシャぐ呪霊達 |
33 | 渋谷事変 開門 | 五条の叫び「オマエは誰だ!!」 |
34 | 昏乱 | 封印されてもなお力を見せる五条 |
35 | 降霊 | 五条悟爆誕 |
36 | 鈍刀 | 七海が見せた1級呪術師の凄み |
37 | 赫鱗 | 脳内に溢れ出した、存在しない記憶 |
38 | 揺蕩 | 伏黒が領域内に乱入!(2回) |
39 | 揺蕩-弐- | 夏油を慕うミミナナの過去シーン |
40 | 霹靂 | 息子・恵に気づいた甚爾の選択 |
41 | 霹靂-弐- | 宿儺vs魔虚羅の人外対決! |
42 | 理非 | 虎杖に「託した」七海 |
43 | 理非-弐- | 「悪くなかった」!! |
44 | 理非-参- | メカ丸の言葉、三輪の涙 |
45 | 変身 | 高田ちゃん無双 |
46 | 変身-弐- | どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!! |
47 | 渋谷事変 閉門 | ついに乙骨登場! |
出演声優がMCを担当!『声優と夜あそび2023』情報
■孔時雨役・安元洋貴さんが月曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■脹相役・浪川大輔さんが木曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■パンダ役・関智一さんが金曜MCを担当『声優と夜あそび2023』