俳優・神木隆之介と寺田心が、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』のPRイベントに揃って出席。かつて2005年公開の前作『妖怪大戦争』で主演を務めた神木から、今年8月に公開を控えている本作の主役・寺田に対し、バトンを手渡しするセレモニーを実施した。
この映画は、世界を救う「勇者」に選ばれた少年の冒険物語で、日本の妖怪に加え、世界のモンスターたちも登場するド派手な妖怪ファンタジー作品。前作で、興行収入20億円とヒットを記録した三池崇史監督が、再びメガホンを取っている。
神木は、17年前の撮影当時を「覚えています。小学5年生のときでしたね」と懐古。司会者が「並んでいると兄弟に見える」と感想をもらすと、二人の内面も知る三池監督が、見た目のほかに共通点があるとして「周りを喜ばせることが好き。演じることを仕事としてやらされている感じがしない」と分析。「二人とも才能というよりも、人が言ったことを瞬間に理解する能力が高い」と光っているポイントを挙げた。
なお、本日のイベント中に、神木も今作において「重要な役どころ、先生役として出演しています」と三池監督が明かす場面があった。寺田が演じる主人公ケイの小学校の教師で、劇中でも共演しているという。
その現場では、カメラが回っていないタイミングに、寺田が役作りについて『神木さんは、どんな感じでお芝居されていたんですか?」とアドバイスを求めてきたそうで、神木は「うわぁー、ヤバい、ヤバい。どうしよう…何も答えられない」と心の声を再現して笑わせた。
答えを必死になって探したそうで「僕はあの時、何も考えていなかった。何でもイイ、何も考えず、目の前で起きたことを生きているみたいに…ありのまま、そのままでイイと思うよ」と導いたところ「(寺田から)そうですか、ありがとうございました」とキチンとお礼されたそう。「当時の僕と比べて、言葉使いが全然違う。反省しました」と礼儀正しさに舌を巻いて、笑いを大きくしていた。
二人が出演する映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は、8月13日から全国でロードショー。
文・写真:野原誠治