「お涙ちょうだい的な話」舛添氏、小池都知事の「倒れても本望」に苦言
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 過労による静養から10日ぶりに復帰した東京都の小池知事の会見での言動を受け、「体調は深刻なのでは」という心配の声があがった一方、「戦略なのでは」などといった批判や憶測が飛び交っているが、前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が「お涙ちょうだい的な話。菅首相の方がもっと大変」と厳しい論調で苦言を呈した。

【映像】「お涙ちょうだい的な話」都知事を猛批判(20分ごろ)

 小池都知事は9日、予定になかった会見を急遽開くと「体調を崩して多くのこの大切な期間においての体調不良ということで、多くの方々にご心配とご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます」と述べると、少し笑みを浮かべ「どこかでバタっと倒れているかもしれませんが、それも本望だと思ってやり抜いていきたい」と語っていた。

 その会見中に咳き込んだり、体調が万全ではない様子をうかがわせた小池都知事だが、舛添氏は「仮病とは言わないが」と前置きしたうえで次のように続ける。

「いくらでも見せかけはできる。政治というのは演技。“倒れても本望だ”みたいなことを言っていたが、10日間も倒れていた。何を言ってるのか、ちょっとおかしい。下手な芝居は見たくない、ただそれだけだ」

「お涙ちょうだい的な話」舛添氏、小池都知事の「倒れても本望」に苦言
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 では、専門家はこの会見をどう見たのか。東京・浜松町の「こころのステーション・クリニック」石井辰弥医師は「表情からしたらかなりお疲れになっている印象。演技で入院されたとかは絶対ないと思う」と述べる一方「酸素ボンベは呼吸状態が悪くなった時に必要になるが、小池知事の場合はコロナ陰性も証明されており、肺炎もアクティブな状態ではない。万が一に備えたことはあるだろうが、小池知事ならではのアピール。“強い小池”をアピールしたという印象だ」などと続けた。

 すると、舛添氏は「本当に体調が悪いなら医者が同行すべき。お涙ちょうだい的な話になって、菅首相の方がもっと大変だ」と厳しい見解を示した。(ABEMAABEMA的ニュースショー』)

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