コロナ禍で赤字となっているジブリ美術館に、ふるさと納税によるクラウドファンディングで多くの支援が集まっている。
2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」には、世界中から毎年70万人近くのファンが訪れている。去年は、当初6億6000万円の収入を見込んでいたが、新型コロナウイルスの感染拡大で休館や入館者数を制限する対策を取った影響で、1億5000万円の収入に留まった。
ジブリ美術館は運営を続けるため、大規模修繕用の積立金3億5000万円を取り崩したほか、企業などから協賛金を募っている。
そこで東京・三鷹市は15日、ジブリ美術館を支援するため、ふるさと納税を活用した寄付金の受付を始めた。返礼品はなく、お礼はカードのみとしているが、目標額1000万円は開始わずか1日で達成し、19日時点でおよそ2100万円が集まっている。
しかし、今後も資金難が続くと予想されることから、三鷹市では引き続きふるさと納税による寄付の呼びかけを続けるということだ。ジブリ美術館の公式Twitterでは「みなさん本当にありがとうございます。受付は継続していますので、どうぞよろしくお願いいたします。猫ではないけど恩返ししたい気持ちでいっぱいです」と綴っている。
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