将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が7月27日に行われ、田中寅彦九段(64)と深浦康市九段(49)が午前10時から対局を開始した。勝者は午後2時から塚田泰明九段(56)と2回戦で対戦する。
田中九段は、1976年6月に四段昇段。竜王戦6組(1組:9期)、順位戦C級2組(A級:6期)。棋聖で1期、タイトル経験があるほか、棋戦優勝は6回を誇る。昨年11月から現在は14連敗となっているが、久々の勝利を挙げられるか。
深浦九段は、1991年10月に四段昇段。竜王戦2組(1組:11期)、順位戦B級2組(A級:10期)。タイトルは王位で3期の経験があり、棋戦優勝は10回。5月に行われた藤井聡太王位・棋聖(19)との対局では、終盤の粘りで勝利を収め、衰えない底力を見せた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。30人が参加する九段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在は、現タイトル保持者である豊島将之叡王(竜王、31)と藤井聡太王位・棋聖(19)による五番勝負が開催中だ。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は田中九段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)