「230万円でICUベッド確保」 ペルー“コロナ汚職”で警察が突入
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 南米ペルーの首都・リマで次々と行われた警察の突入の映像。21日、汚職などの容疑で逮捕されたのは、国立病院の関係者ら9人だった。

【映像】ペルー “コロナ汚職”で警察が突入

 去年8月に新型コロナウイルスの変異株「ラムダ型」が初めて確認されたペルーでは、10万人当たりのコロナ死亡者数がおよそ600人と世界で最も多く、医療体制がひっ迫。

 そんな中、逮捕された関係者は、新型コロナウイルスの重症患者の家族に8万2000ソル(約230万円)で、ICUのベッドを確保すると交渉していたという。検察によると、関係者の数はさらに多く、一部の医師も参加した疑いがあるという。

 新型コロナをめぐり、混乱が続いているペルー。汚職で罷免された前大統領が、在任期間中にワクチンの「抜け駆け接種」をしていたことが発覚。その後、保健大臣ら政府関係者も同様に、不当にワクチン接種を受けていたことが明らかになり、保健大臣が辞任する事態に陥った。

「230万円でICUベッド確保」 ペルー“コロナ汚職”で警察が突入
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 新たに就任したウガルテ保健大臣は、病院関係者による今回の汚職に怒りをあらわにしている。

 「今回、社会保険庁でこのような問題が起きましたが、これで終わりであると確信しています。ICUのベッドを交渉するというのはとてもひどいことです。制裁は徹底的に行い、あらゆるレベルでの腐敗を終わらせなければならない」

(『ABEMAヒルズ』より)

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