東京オリンピック、スケートボードの男子ストリートで25日、堀米雄斗選手(22)が金メダルを獲得した。その翌日には、女子ストリートで西矢椛選手(13)が金メダル、中山楓奈選手(16)が銅メダルを獲得するなど、スケートボード界で日本人選手の快挙が続いた。
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今回の快挙について、ニュース番組『ABEMAヒルズ』に出演したワールドスケートジャパンスケートボード委員会の宮沢武久委員長は「未来ある若い人たちが、世界中の人たちが見ているオリンピックという舞台でこれだけの成績を上げてくれた。我々連盟としても喜びでいっぱいだ」と祝福。その上で、東京オリンピックでスケートボードが新競技として正式に決まった後に「選手たちに意識の向上があった」と語る。
「東京オリンピックで正式種目として認められて、選手たちの意識が『入賞したい』『メダルをとりたい』と強くなった。みんな一生懸命練習して、若い選手が自分の目標をオリンピックの舞台で達成できた。そこに大きな喜びを感じる。改めて『おめでとう』と言いたい」
なぜ、日本の選手がスケートボードの分野に強いのだろうか。宮沢委員長は「ここ7~8年で、キッズスケーターがものすごい増えた。みんな5~6歳ぐらいから始めている」と説明。また、子ども用のスケートボードは揃える道具も比較的安価で、スケートボードに関わる業者たちも「心から楽しんでもらいたい」といった気持ちが強いという。
「スケートボードは、親から一時は『危ないからやめなさい』と言われる競技だった。それがオリンピックの正式種目になったことで『子どもがやりたいならやらしてあげよう』と、親の意識も変わった」
宮沢委員長によると「若いうちからスケートボードを始めると、ボードが身体の一部のようになる」といい、幼少期からトレーニングを重ねていたことが、今回の日本人選手の快挙にもつながっているという。
さらに「競技人口は増えるか?」の質問に宮沢委員長は「間違いなく増える」と断言する。
「東京オリンピックで、3人の若い選手がメダルを獲得した。スケートボードをやりたい、買いたいと思う若い子たちが間違いなく増えだろう。スケートボードは本当に楽しいスポーツ。一人でもできるし、みんなでワイワイしながらもできる。長引くコロナ禍で部屋に一人でいるよりも、外でスケートボードをやろうと思う子どもが増えてくると思う」 (『ABEMAヒルズ』より)
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