ドイツ体操女子、東京五輪で全身ボディースーツ「性的視線にNO」 女性アスリートの“強制されない権利”
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 25日に行われた東京オリンピックの体操女子予選で、ドイツチームがレオタードではなく、全身を覆うボディースーツで出場。体操競技を性的な対象として見られることに、抵抗する姿勢を見せた。

【映像】「強制はおかしい」女性アスリートに向けられる“性的視線”

 また、今月開催された欧州ビーチハンドボール選手権でも、ノルウェーの女子代表チームがビキニではなく短パンを着用して出場。規定違反として約20万円の罰金を科された。

 ユニフォーム姿を性的な目で見られる、わいせつな加工を施され拡散される……相次ぐ女性アスリートの性的被害。ニュース番組『ABEMAヒルズ』に出演したIT起業家の関口舞氏は、過去にバレーボール女子の元日本代表である大山加奈さんが発信したメッセージに言及。

ドイツ体操女子、東京五輪で全身ボディースーツ「性的視線にNO」 女性アスリートの“強制されない権利”
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「大山さんも『ユニフォームのトップスが短くなって、おへそが出た写真ばかり撮られて使われた』と被害を訴えていた。フライングレシーブをしたときにお腹をやけどする選手が増えて、そのユニフォームはすでに廃止されているが、アスリートに限らず、過度に露出があるデザインにする必要はない」

 その上で、関口氏は「背が高い人がハイヒール履いても良いし、体型関係なくボディーラインが出る服を着たい人はそれでいいと思う。ルールの中で“強制されない権利“を守っていくことが重要だ」とコメント。

 近年、問題視されている女性アスリートの性的被害。観戦マナーの徹底を呼びかけるだけでなく、業界全体で選手に配慮した本格的な対策が求められている。 (『ABEMAヒルズ』より)

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