「選手がどれだけの時間と労力をかけたか」河村市長の“金メダル”かじり問題&セクハラ質問 リスペクト欠如に世間から厳しい目
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 12日、名古屋市の河村たかし市長が市役所で取材に応じ、ソフトボール日本代表・後藤希友選手の金メダルをかじった問題を謝罪した。

【映像】“リボン”の部分まで…金メダルを噛む河村たかし市長(1分20秒ごろ~)

 会見冒頭「基本的に行きすぎた発言がありまして。ご不快な思いをさせまして、大変申し訳ありませんでした。深く反省をしております」と陳謝した河村市長。後藤選手の金メダルの交換については「できる限り後藤選手の意向に沿った形で対応していただきたい」とした上で、交換にかかる費用は「個人で負担させていただきます」と話した。

 このニュースに『ABEMAヒルズ』に出演したコメンテーターのアーサー・ホーランド牧師は「河村市長には、とにかくアスリート選手にリスペクトを持ってほしい」とコメント。過去、アメリカでレスリング(サンボ)と柔道の選手として活躍し、自身も「青春時代はオリンピックを目指していた」というアーサー牧師。過去には、4年に一度開催され、アメリカ州の国々が参加する総合競技大会「パンアメリカン選手権大会」で銀メダル、チームとしても金メダルを受賞した経験を持つ。

「選手がどれだけの時間と労力をかけたか」河村市長の“金メダル”かじり問題&セクハラ質問 リスペクト欠如に世間から厳しい目
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 アーサー牧師は「僕がとったメダルと、後藤選手が東京オリンピックでとったメダルは重みが違うもの」とした上で、「選手がどれだけの時間と労力をかけてここまできたか」と訴え。獲得したメダルはその成果であり、丁寧に扱う重要性を説いた。

 また、4日に行われた表敬訪問のやりとりで、河村市長は後藤選手に「ぜひ立派になっていただいて、ええ旦那もらって」「旦那はええか?(要らないか?)」「恋愛禁止か?」など、セクハラ質問を連発。後藤選手も返答に困っている様子だった。

 河村市長のこの言動に、アーサー牧師は「時代の流れが変わっていて、昭和の時代に使っていた思いやりの言葉が、今は余計なお世話になりがち」と指摘。「河村市長本人は反省しているようだが、世間は厳しい目を向けるだろう」と見解を語った。 (『ABEMAヒルズ』より)

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