約1年ぶり、必然の再戦が決まった。

 9月23日のRISEビッグマッチ、横浜ぴあアリーナMM大会。那須川天心の登場でも話題のこの大会で組まれたのは直樹vs白鳥大珠。昨年10月、同会場で行われたトーナメント1回戦のリマッチだ。

 前回の対戦では、世界トーナメントも制している白鳥が優位と思われていたが、直樹がTKO勝ち。額に蹴りをヒットさせ出血ストップに追い込んだ。

あの負けには納得してます。俺のほうが弱かった」

 再戦決定の会見で、白鳥はそう語っている。しかし「あれで満足されたら困る」とも。

「圧倒的な差をつけられたわけではないと思ってるので。再戦はまだ早いとも言われましたけど、早いとは思わない。今回はボッコボコにしてやろうと思います」

 7月にはRIZINのキックトーナメントで優勝した白鳥だが、ホームリングであるRISEで直樹にリベンジしないことには先に進めないという思いがあるのだろう。

 受けて立つ直樹はRIZINでの対戦を希望するというコメントもあったが「決まったからには特に言うことはないです。次は再戦したいとか再戦が見たいと言わせないくらいボコボコにします」。

 直樹に敗れて以降もコンスタントに試合をしていた白鳥に対し、直樹は久しぶりのリング。中継の解説でもおなじみになっている。「ボコボコにして解説席に戻してやる」と白鳥。直樹は解説席でRISEファイターの技を学んだと言い「ボコボコにされても解説で使ってください」と笑わせる場面も。

 今回は挑まれる側の直樹だが、トーナメントでは準優勝。目指すべき“上”が明確にあるだけに、結果も内容も気になる試合だ。

 また、同じ9.23横浜大会には、RIZIN参戦でも話題になった“ブラックパンサー”ベイノアも出場。相手はRISE WESTで活躍してきた、ねぎ魔神に決まった。

 リングネーム通りキャラが濃いねぎ魔神。会見は欠席だったが、主催者に送付したコメントでは常に語尾に「ねぎねぎ」と付け、ベイノアを怪訝な表情にさせる。お笑い芸人の顔も持つベイノアだけにキャラでも負けたくないところだが、会見では不在のねぎ魔神がリードする展開に。とはいえベイノアはRISEのチャンピオン。まずは実力で圧倒するとした。

「ねぎをどう調理するかは僕しだい。容赦なくいきたい。シャレにならない結果になるんじゃないですか」

 キャラでも闘いでも負けるつもりはないと語ると、ベイノアは語尾に「押忍押忍」。張り合いつつも、MMAの経験についてはシリアスに語った。

「フィジカルの面では試合に使える力の出し方だったり、体つきも変わってきました。オープンフィンガーグローブは一発が致命傷になるので、もらわない練習も。すべてのルールを意識して闘うことが、どの競技にも生きると思います」

 MMAを経てベイノアの闘いがどう変わったのか、ねぎ魔神の実力は、さらには前日会見や試合後のコメントなどキャラ対決はどうなるのか。ベイノアは「盛り上げるためにしっかり倒す」と、チャンピオンらしく誓ったのだった。

RISE女子大会で階級差マッチ。AKARIは王者・寺山を「意識しかしてない」 宮崎小雪はムエタイの強豪相手に「天才は2人もいらない」 【ABEMA 格闘TIMES】
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