「いまこそ実現!ニモと呼ばれない社会へ! フグ目・新人 ホワイトバードボックスフィッシュ」
熱い自己アピール。これは、ふぐ界の人気ナンバーワンを決める「ふぐ」の選挙ポスターだ。山口県にある水族館・海響館で7月、「かわいい!しか勝たん。ふぐ総選挙」が行われた。
展示スタッフが選んだ、選りすぐりの10匹からみごと1位を勝ち取ったのは……なんと「マンボウ」。海響館・展示スタッフの荻本啓介さんは「マンボウも実はふぐの仲間なんです。よく想像するのは、ふぐ刺しになるようなトラフグとか丸っこい生き物だと思うんですけど、ふぐの仲間はそれ以外にも400種類くらいある大きな分類群なんです。やっぱり、マンボウは非常に知名度が高いのと、ふぐの仲間の中で一番大きくてインパクトがあります。注目してもらいやすい中で、有利な選挙戦というのもあったかもしれませんが、さすがマンボウだなという感じがしましたね」と話す。
海響館は、約100種類ものフグを飼育している「ふぐ推し」の水族館。たくさんの人にもっと興味を持ってもらおうと、館内に設置した投票箱とSNSでふぐ総選挙を始めたそうだ。公式HPでは、選挙1位を記念したマンボウのスマホ壁紙がダウンロードできる。
ちなみに、ふぐは膨らむことが有名だが、最近の海響館の研究でウインクができることもわかったそうだ。
(『ABEMA Morning』より)