21日のABEMA『NewsBAR橋下』に放送作家の野々村友紀子氏が出演した。かつて芸人として活動していたこともある野々村氏の夫はお笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士。現在はバラエティ番組の企画・構成に加え、NSC（吉本総合芸能学院）の講師や情報番組のコメンテーターとしても活躍している。
そんな野々村氏が怒りをぶちまけたのが、名古屋市の河村たかし市長の“金メダル噛み”問題、そして『サンデーモーニング』（TBS系）での張本勲氏による「女性でも殴り合いが好きなんだ」などの発言問題だ。
・【映像】橋下徹×野々村友紀子 メダル噛み...ハラスメント問題に喝
野々村氏は「森喜朗さん（元首相）もそうだけど、そういう意識が薄かった時代の人だから“悪い”っていう意識がないと思うし、仕方がないのかもしれないが、相手が若い女の人だからやっているところもあると思う。あれがウルフ・アロン選手とか、強そうな人のメダルやったら噛んでないと思うし、“彼女いるの？”とかも聞いていなかったと思う」と指摘。
「それってやっぱりどこか女性を下に見ていたり、選手に対するリスペクトもない感じがあると思う。“こっちは今まで苦笑いしたっとんねん”と。ハラスメント発言をされても、目上の人だから“ハハ…”って笑っとかな、ムッとしてたら“ダメな女、イケてない女”、“なんやこの子、冗談通じへんな”みたいに思われたら嫌だし、恥かかせたらいけない、そう思って苦笑いしていたのが、喜んでいると思われてたんだな、というのがショック。
そういう意識が低い、時代についていけない人たちにどう言ったらいいのか…。謝罪を見てても、多分心からは思ってない。“喜ぶ人もおんねんで。あの子は喜ばんかったんやな”とか“謝れって言われてるから謝るけども”みたいなのがすごい透けて見えてて。余計にまだまだ変わっていかないなと思ってしまう。張本さんの“言葉が足りませんでした”と言うのも、言葉が足りなかったんじゃないし、河村市長の“サービス精神で言っている”“愛情表現”みたいな認識もズレてる。
番組も組織も、このままやったらヤバいんちゃうか?っていうのがうっすら分かってる人はいたはず。“日々の言動から、このままいったら、もしかしたらこの人そういう発言をするかもしれない”と。バランス取るために、そこを正せる人をそばに置くとか、先回りして誰かが言わないと、やっぱり無くならへんな」。
橋下氏は「僕も昭和世代でしょう？だから一歩間違えば、素でデリカシーのないオヤジになるところを、頑張って自分でなんとか変えているところはある。でも変わらない人は無理なんちゃいます？価値観なのか、今までの積み重ねなのか、本人には変えられない部分が出てくるので、それは批判をして駆逐していくしかない。それから、政治家って笑わせようと一生懸命やろうとするが、素人でしょ？だからああやって失敗する。河村さんも、パーティーやらなんやらで、野々村さんが言うように支援者が笑ってくれてたから、その流れで“笑いが取れる”と思ってやっていたんだと思う。」とコメントしていた。（ABEMA／『ABEMA Prime』より）
