第70回読売文学賞を受賞し、累計19万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説「ある男」が待望の映画化、2022年に全国公開することが決定した。
本作は、映画化もされた「マチネの終わりに」(2016年刊行)に続く作品として、2018年当時、平野啓一郎氏により発表された渾身の文学作品。常に「現代」を直視し、その最先端で思考し続けてきた著者の小説家デビュー二十年目の到達点。
監督は、『愚行録』(17)でベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出され、『蜜蜂と遠雷』(19)では、毎日映画コンクール日本映画大賞、日本アカデミー賞優秀作品賞など多くの賞を受賞し、国内外で高い評価を得る石川慶。