東方神起や少女時代など、K-POPを牽引するトップアイドルを生み出してきたSMエンターテインメント。所属アーティストたちは、歌手だけでなく俳優としても多くのドラマや映画に顔を見せている。そんな彼ら彼女らの出演作を見ていこう。
チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)
ボーイズグループSUPER JUNIORの一員として05年にデビューする前年にドラマ『拝啓、ご両親様』に出演した経験を持つチェ・シウォンは、コメディからシリアスまで幅広いジャンルの作品で実力を発揮してきた。『ダーリンは危機一髪!』などの主演作だけでなく、助演に回っても忘れがたい印象を残すのが彼の魅力だ。日本でもリメイクされたラブコメディ『彼女はキレイだった』では、無精髭をたくわえたインパクトの強い外見の中に優しい心を隠す編集者シニョク役で登場。慣れない職場で苦労しているヒロインのヘジンを細やかにサポートするユニークで謎めいたキャラクターを余裕たっぷりに演じている。
イェリ(Red Velvet)
14年デビューのガールズグループRed Velvetのメンバーたちも、演技への挑戦を続けている。10年前に命を絶ってしまった高校生の死の謎が徐々に明らかになっていく『ブルーバースデー』には、イェリが出演。初恋の人ソジュンが残した写真を燃やすことで現在と過去を行き来できるようになった主人公ハリンに扮している。過去を変える度に現在にも変化が及んでいく複雑な構成のこのドラマで彼女は、高校2年生だった過去と、20代後半となり動物保護センターで働いている現在を演じ分け、生き生きとした魅力を発揮している。
ミンホ(SHINee)
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08年デビューのSHINeeのメンバー、ミンホも『花ざかりの君たちへ』、『メディカル・トップチーム』、『初めてだから』など、多彩な作品で活躍中。高句麗、百済と拮抗していた三国時代の新羅に実在した王の親衛隊 “花郎(ファラン)”に所属する青年たちの姿を描く青春時代劇『花郎<ファラン>』では、重臣の息子で美しい外見と武術の腕で知られるスホを演じた。同世代の仲間たちと切磋琢磨する姿や絶対的な権力者である只召太后に対する憧れの感情を表現しているだけでなく、舞のシーンでの美しさも印象的だった。
ユナ(少女時代)
日本でもおなじみの少女時代は、メンバーそれぞれがフィールドを広げているが、特にユナは近年、俳優としての評価がアップ。『コンフィデンシャル/共助』、『EXIT』と、映画でも成功を収めている。そんな彼女が大統領を目指す政治家の隠し子アンナに扮しているのが『THE K2~キミだけを守りたい~』。母親を失って以来、人目を避けて外国で暮らし、パニック障害と対人恐怖症のため使用人たちともほとんど口をきくことがなかった彼女が、傭兵出身のボディーガード、ジェハに少しずつ心を開いていく姿を繊細に演じている。
ジョイ(Red Velvet)
Red Velvetのもう一人のメンバーであるジョイは、フランスの小説『危険な関係』をフレッシュなキャストで映像化した『偉大な誘惑者』に主演。愛を信じられない御曹司シヒョンに誘惑されるテヒを演じている。親同士の再婚を阻止するためゲーム感覚で他人の心を弄ぼうとする彼とのやりとりの中で心を揺らすテヒの心情を瑞々しく表現している。
そのほかにも、映画とドラマを行き来しながら実績を重ねるEXOのディオ主演の時代劇コメディ『100日の郎君様』、同じくEXOのスホ主演で、日本のドラマ『リッチマン、プアウーマン』をリメイクした『リッチマン』、少女時代のソヒョンがヒロインの片思いの相手の初恋の人として登場する『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』、NCT DREAMのジェミンとジェノがゲスト出演した人気ウェブドラマ『A-TEEN』などなど、SMエンターテイメント所属のアイドルたちの出演作は数多い。彼ら彼女らの俳優としての魅力をぜひ、発見してほしい。