将棋の早指し棋戦・将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦第2局が9月11日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)が木村一基九段(48)に99手で勝利した。渡辺名人は準決勝で、昨年に続き豊島将之JT杯覇者(竜王、叡王、31)と対戦することになった。
【動画】「将棋日本シリーズ」二回戦第二局 渡辺明名人 対 木村一基九段
渡辺名人の先手番で始まった一局は矢倉の出だしに。序盤から中盤に差し掛かるところでポイントをリードすると、終盤にかけてはするすると上部脱出を狙う木村玉の押し戻すことに成功。「仕掛けからしばらくはペースを握っていたかと思ったんですが、入玉模様に来られてしまって、攻め方がわからなくなってしまったところはありました」と、難しい一局を苦しみながらも制した。
JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)