「石破と小沢と枝野は何度か会ったことがある。残念ながら動かなかったが、あのとき石破が自民党を出ていたら面白かった」田原総一朗氏が明かす
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 ABEMANewsBAR橋下』のゲストはジャーナリスト・評論家の田原総一朗氏。田原氏と橋下氏は自民党総裁選や野党の現状について意見を交わした。田原氏からは政界の裏話も飛び出した。

 「今回の総裁選を見ていて、自民党に入ろうかと思った(笑)。年会費が必要だけど、総裁選に1票を入れることができる自民党員の人がすごくうらやましい」と橋下氏。

 「国民が国政選挙の1票とは別に、どこかの党に所属して政治に参加し、党の代表を次のリーダーに押し上げるということも重要だ。政権交代をやってもらいたい、政権交代可能な二大政党制になってもらいたいので、自民党だけでなく、ほかの党にも入って1票をもらっておこうかと(笑)。ただ、麻生さんや二階さんたちの世代が、“俺たちは後ろに下がる。でも何かあったら責任をとってやるから、お前ら頑張れ”というふうにならないのだろうか」。

「石破と小沢と枝野は何度か会ったことがある。残念ながら動かなかったが、あのとき石破が自民党を出ていたら面白かった」田原総一朗氏が明かす

 すると田原氏は「あなたが自民党総裁選に出馬したら、党員はみんなあなたに入れると思う(笑)」と冗談を飛ばしつつ、「安倍さんにしても麻生さんにしても二階さんにしても、私利私欲ではなく、自民党体制をどうすれば続けられるかが一番中心だ。もちろん世代交代は考えているし、だから自民党は続いている、いいところだ。野党にはそれがないからバラバラだ」。

 総裁選後に迫る衆院選に向けて立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の野党4党は市民団体と会合を開き、新型コロナ対策の強化や消費税の減税、原発のない脱炭素社会を目指すことなど6項目の政策協定を結んでいる。国民民主党は原発の表現などをめぐって参加を見送ったが、今後は野党間での選挙区の一本化に向け候補者調整を加速していく構えだという。

 田原氏は「新聞やテレビの世論調査を見ると、菅内閣の支持率は低いが、自民党の支持率は38%だ。それに対して野党第一党である立憲の支持率は7.5%ぐらいと、二桁行っていない。

 おととしの冬、枝野さんと志位さんに、“野党がなければダメなのか。野党の国会議員は自民党の批判をしていれば当選するから、それ以外、何も考えていない。これでは国民が野党に政権をとらせようとは思わない。あなたたちはアベノミクスを批判しているけど、国民はアベノミクス批判を聞きたくない。むしろ自民党の連中も安倍さんも、アベノミクスは成功していると思っていないし、どうしてかわからなくて困っているんだから、政権を取りたいなら、俺たちが政権をとったら経済をこうするというビジョンを示せ。建設的にどうすれば日本が良くなるかビジョンを示せ”と言った。

 そうしたら志位さんも、枝野さんも“おっしゃるとおりだ。田原さんよろしく頼む”と。それで立憲や共産党と勉強会を始めた。今年の2月には、安全保障の勉強会まで始めた」と明かした。

「石破と小沢と枝野は何度か会ったことがある。残念ながら動かなかったが、あのとき石破が自民党を出ていたら面白かった」田原総一朗氏が明かす

 これに対し橋下氏は「与野党が切磋琢磨しないと日本が良くならないから、野党には強くなってもらいたい。ただ、自分たちが考えていることがそのまま国民の大多数の支持を受けられると勘違いしているのではないか。市民連合とは誰の連合なのか。その人たちで作った政策が国民に支持されているかどうかを確かめるために、野党間での予備選のようなものをやって、決勝戦である国政選挙に行く前に、有権者の投票に晒したほうが良い。自民党の場合、総裁選も含めてメディアや世論に揉まれて、決勝戦までにブラッシュアップされていく」。

 すると田原氏は「枝野は真面目すぎる。僕が民主党で一番信頼したのは、仙谷(由人)だ。小沢(一郎)が民主党の代表になったとき、僕に“自分には戦略的思考がない。民主党で一番持っているのは仙谷だ。仙谷を幹事長にしたい”と言った。ところが、その小沢が民主党に入るのに大反対したのが仙谷、枝野だった。“でも田原さん、仙谷に頼んでほしい”と言うから、“小沢さんがあなたを幹事長にしたいと言っている”と言った。仙谷は“嘘だ”と言ったが、30分以上も考えて、“枝野に聞いてほしい。枝野がOKしたら引き受ける”と。それで今度は枝野に電話した。枝野は、“悪いけど一晩考えさせてくれ”と。翌日、“仙谷さんがお受けするのはしょうがないけど、僕は反対だ”と言った。すると仙谷は“悪いけどこの話はなかったことにしてくれ”と。

 僕はそのとき枝野に、“野党で本気で政権奪取しようと思っているのは小沢一郎だ。小沢と仲良くなれ”と言った。枝野は“反対したのに仲良くなってくれるだろうか”と言った。それで2人を何度か会わせた。ここから先は今まで言ったことがないが、小沢に“与野党連立政権を作らないか”と言うと、“面白い。誰かいるか”と言った。僕は“石破を担ごう”と言った。そして自民党内で“反安倍”の代表格・山崎拓に“石破を担いで与野党連立政権を作らないか”と言うと、“大賛成”だと。そして石破と小沢と枝野で何度か会った。残念ながら石破は動かなかったが、あのとき石破が自民党を出ていたら面白かった」と明かした。

 橋下氏は「枝野さん、安住さんたちは民主党のときに十分、仕事をされた。立憲民主党は、だいたい同じような顔ぶれだから、もう次の世代がいいと思う。とにかく40代ぐらいの若い世代で日本の政治を動かすのを見てみたい。その点、維新は完全に代替わりした。共産党は“維新は独裁だ”と言うけれど、僕は10年もやっていない(笑)。むしろ志位さんの方が長過ぎるのではないだろうか。もうちょっと新陳代謝を考えたほうがいい。代替わりを自民党が手始めにやって、野党もそうなってくれば日本の政治も元気が出るかなと思う」。

 田原氏も「僕は枝野に“早く辞めろと。もっと若いのをトップにしろ”と言っている。若手の小川淳也はいい。共産党の志位にも言っている。早く辞めて、田村(智子)を代表にしろと言っている」と話していた。(ABEMA『NewsBAR橋下』より)

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