30日放送のAbemaTV『AbemaPrime』の月曜日特集「隣国ジャーナル」コーナーでは、この日ゲスト出演した板東英二にちなみ、中国と韓国から卵にまつわる話題を取り上げた。
板東は芸能界きってのゆで卵好きとして知られる(板東によると、子供の頃の“贅沢品”だったことに起因するという)。


■韓国ではサウナでゆで卵
まずは韓国から。中継で出演した韓国の会社員、パク・ソヨンさんは、韓国にはほとんど白い卵がなく、茶色の卵しかなく、値段は1個だいたい20円くらいと説明したのち、“ちょっと変わった場所で食べるのが人気”と紹介。それは「サウナ」だ。

――なぜ、サウナでゆで卵を食べるのでしょうか?
ソヨン:熱で簡単に作ることができたり、栄養補給ができるからと言われています。日本にも温泉卵がありますよね? でも、韓国人は、ゆで卵もカチカチにゆでた固いのが好みなんです。
口の中がパサパサしそうですが、パサパサするから逆に水をたくさん飲んで、結果的にサウナでは体にいいというような説もあるんです。

■中国では一風変わったゆで卵が
中国・北京からは、会社員の王培培(おうばいばい)さんが中継出演。
王さんによると、中国で一般的な卵は、白色で、だいたい1個17円くらい。実は、中国には南部の地域だけに伝わるちょっと変わったゆで卵があるという。
王:男の子のおしっこでゆでたゆで卵なんです。「童子蛋」という名前で浙江省東陽市では毎年春になると売られるんですが、古くから、縁起物としてこの町の文化遺産になっています。
――どうやっておしっこを集めるのでしょうか。
王:浙江省東陽市ではこの時期になると、小学校で、低学年の男の子のおしっこを集めるんです。ゆで卵を作るために。
――どうして男の子のおしっこで、ゆで卵を作るようになったんですか?
王:子供のおしっこは漢方にも使われていたんです。血をきれいにしたりすると言われていて、それで卵をゆでることで、体にいいゆで卵ができあがるという発想です。
スタジオからは悲鳴があがったが、王さん自身はどうか尋ねると、「食べたこと、ないです! あの…無理です。においが。若い世代は、たぶん食べられないと思います」とのこと。同じ国内でも、所変われば食文化も異なるようだ。
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