「AbemaTimes」では漫画家・蛭子能収主演作、映画『任侠野郎』に出演したトリンドル玲奈さんに直撃インタビュー。ヤクザの組長・正岡時子役を凛とした佇まいとともに好演中で、「主演が蛭子さんなので新しいタイプの任侠モノが楽しめますよ。わたしも組長として普段見せない表情をお見せしているので、見逃さないでくださいね」と本人も太鼓判を押す本格任侠エンターテインメント。実はタフというトリンドルさんの素顔にも迫りました。

――今回の『任侠野郎』、主演の蛭子さんを高倉健さんのように撮ろうという意気込みの作品だそうですが、共演してみていかがでしたか?
映画をご覧になった方はわかるかと思いますが、普段バラエティー番組などで観る蛭子さんとはひと味もふた味も違いますよね(笑)。近くで演技しているお姿を拝見していると、普段のほんわかしている蛭子さんが一気に豹変する瞬間もありました。とてもカッコよかったです。
――トリンドルさんも極道の組長の役ということで、凛としているお姿がカッコよかったです!
まわりが全員男性じゃないですか。そのなかで一番年下のわたしがどうやって強さをアピールして出せるかという、それが課題ではありました。皆、彼女についてきているわけなので、そういう一面がどれだけ出せて、映像にどれだけ残せるかが勝負でしたね。
――普段、かわいくておとなしいイメージが強いので、タンカを切るような姉御な役柄は新境地ですよね!
確かに、こういう感じの強いイメージをお見せする機会があまりないので、そういう意味では、組長という役柄で思い切り強い姿を見せられる時間は楽しかったですね。長女なので一応真面目な面もありますが、仕事柄出すことはないので新鮮かもしれないです。
――そう言えば、『リアル鬼ごっこ』(15)の時はめちゃくちゃ足に怪我をしても平気な顔をしていたと園子温監督が言っていて、実はタフな一面があるという。
そうかもしれないですね(笑)。普段から強い、強いと言っていてもおかしいと言いますか、お見せする機会が少ないんです。私生活でタフな一面を出す機会もないので、こういう仕事の時に極限まで頑張れるようにためている感じ、ですかね(笑)。
――最近は映画だけでなく、ドラマなどでも活躍中かと思いますが、カメラの前で演技をする仕事の魅力は何でしょうか?
いい意味で、いい加減にできるところです。自分の思いはともかく、監督やスタッフさんにゆだねる感じが心地良いとうか、その感じが自分の中でやりがいに感じます。モデルのお仕事の場合は映りが気になって、自分自身で下す評価が自分で気になりますが、お芝居は正解を判断する人がいるので、そういうところも楽しいです。

――いろいろな表情のトリンドルさんが観られるのでファンはうれしいと思いますが、表現の幅という意味では、広がった感じがしますか???
そうですね。いろいろな監督に接していくと、もっとこういう風にと初めて言われるリクエストの連続ですので、新しい表情などを引き出してもらっていると思うと、ひとつひとつの作品との出会いが成長につながっていると思います。漠然とした感じですが、表現の幅は広がっているだろうなって思いますね。
――最後になりますが、映画『任侠野郎』、「AbemaTimes」の読者にアピールをお願いいたします。
それほど長くないので、いい意味でサラッと楽しめる映画になっています。ストーリーは王道ですが、主演が蛭子さんなので新しいタイプの任侠モノが楽しめますよ。わたしも組長として普段見せない表情をお見せしているので、見逃さないでくださいね。
映画『任侠野郎』は、大ヒット上映中!
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