イギリスの国民投票でEU離脱派が勝利したことから、国際金融市場にも大きな影響が及ぶとみられている。24日放送のAbemaTV『AbemaPrime』で、経済評論家の川口一晃氏が、先週のマーケット予想と今週の結果を比較。川口氏はイギリスのEU離脱問題について「残留」と予報したが、ハズレ。罰ルールとして“コスプレ”と称し、ロンドンにある時計台「ビッグ・ベン」のチープな被りものを着て、来週のマーケット予測をおこなった。
■先週の予報/結果
日経平均株価は1万5600円+1200円- 1600円の予想だったが、今週は一時1万4800円台に。ドル円は104円+3円-4円の予想に対し、一時99円台に突入。1ドルが99円台になったのは2年7カ月ぶりで、日経平均株価の下げ幅も歴代8番目の大きさとなったという。
川口氏)来週は、イギリスのEU離脱問題6.23(6月23日)台風の影響は非常に大きいといえます。影響は世界中を直撃し、前半はかなり影響があると思いますが、各国対策を綿密にとっております。ドル円が100円を割ってくるようなことがあると非常事態ということで介入しやすいので、前半は荒れる可能性が非常に高い。でも、徐々にこのあと、各国の対応がみえてくると曇りから晴れ間、週後半には落ち着いてくるのかなとみています。
■来週の予報
川口氏)(円高は?と聞かれ)進むという見方がつよいです。EUから日本にお金が流れてくるというポイントがひとつ。もう一つ、トランプもヒラリーも円高派なんです。そういった意味では為替はドル安円高に向かいやすい。ただ、今回はEU問題で非常に荒れているので、政府のほうが為替介入をできる可能性があり、大きな円高に進まない可能性があります。
イギリスのEU離脱問題により、市場に影響が出るのは間違いなさそうだが、川口氏は来週の日経平均株価は1万4900円+1100円-900円、ドル円は103円+-3円の動きになると予想している。
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