【プレミアリーグ】チェルシー2-2トッテナム(8月14日・日本時間15日/スタンフォード・ブリッジ)

 日本時間8月15日にプレミアリーグ第2節、チェルシーvsトッテナムのロンドン・ダービーが行われた。この試合で韓国代表の快速FWソン・フンミンが見せたドリブルは、ABEMAの解説・戸田和幸氏もその能力を絶賛するほどの“スーパーカウンター”だった。

【映像】韓国代表ソン・フンミンはファウルでしか止められない!?

 1点を追うトッテナムが迎えた41分、相手CKのこぼれ球を自陣ゴール前の中央で拾ったソン・フンミンは、くるりと前を向いて、次の瞬間、一気に加速。左から寄せて来るDFを確認すると、右へ小さく運び出し、さらに次のタッチでスピードアップして相手を引き離す。目の前には、広大なスペースが広がっている。加速勝負はすでに決着していた。

 すると追いかけるイングランド代表・ジェイムズは、ソン・フンミンの上半身に手を伸ばしてつかみかかる。ソン・フンミンは倒れ込み、「ラグビーかよ」「アメフト選手か!」とABEMA視聴者からツッコミが入ったが、後手を踏んだ選手にもはや選択肢はない。当然、主審はすぐさまイエローカードを提示したが、ジェイムズはサムアップで受け入れた。

 相手を止めるためにわざと犯す “戦術的ファウル”。解説・戸田和幸氏が「ファウルしないと、ここで止めないともう手立てがない。それがソンのスゴさを物語っている」と称賛したように、「アジア最高」と言われるソン・フンミンは相手にとって脅威の存在なのだ。

 昨季のリーグ戦は、23得点・7アシスト。リバプールのモハメド・サラーと共に得点王に輝くなど、「世界最高峰」と言われるプレミアリーグを席巻した。今季も変わらずにインパクトを示すソン・フンミンに対しては「はっやw」「ソンさすが」「はえー!」「速すぎる」などなど、試合を見守ったファンの間で次々に驚きの声が挙がっていた。

 試合は2ー2の引き分けに終わり、チェルシーと勝ち点1を分け合う結果に。無冠の時代が長く続くトッテナムは、今季こそ悲願のタイトルを獲得できるか。
(ABEMA/プレミアリーグ)