バイエルン・ミュンヘンのFWレロイ・サネとFWキングスレイ・コマンが「2連続ワンツー」からオウンゴールを誘発している。
■インテルに勝利
バイエルンは9月7日、チャンピオンズリーグ(CL)グループC開幕節でインテルと激突。このグループには他にバルセロナが同居しており、今大会随一の“死の組”として知られている。
3年ぶりのビッグイヤー獲得を狙うバイエルンは、昨シーズンのCLで準々決勝敗退。ビジャレアルに惜敗して大会から退いていた。
そんなブンデスリーガ絶対王者は前半のうちに先制に成功する。25分、後方からパスを受けたヨシュア・キミッヒがターンすると同時にサネが裏抜け。DFラインの背後でピンポイントのロングパスを受け取り、飛び出してきたGKアンドレ・オナナを冷静に右へかわし、無人のゴールへと流し込んだ。
前半を1-0で終えると、後半に素晴らしい連携プレーから追加点が生まれる。
66分、相手守備陣内でパスを受けたサネは素早くターンして、ライン間にいたコマンへ縦パスを送る。コマンはワンタッチでサネにリターンすると、サネも再びワンタッチでコマンにパス。これを受けたコマンはまたしてもトラップすることなくサネにラストパスを送った。そしてサネがワンタッチでシュートを放つと、これをダニーロ・ダンブロージオがクリアミス。結果的にはオウンゴールとなったが、「2連続ワンツー」を使った2人の関係性でインテル守備陣を翻弄した。
サネが2得点に絡む活躍を見せたバイエルンは2-0でインテルに勝利。死の組突破に向けて幸先いいスタートを切っている。
■賛辞の声
この試合でのサネとコマンによるパス交換を見たサッカーファンたちは、SNSで称賛と驚嘆の声を挙げている。
「サネとコマンの連携で崩しきっちゃうとは」
「見てて気持ちいい」
「意味不明なくらい上手かった」
「すげえとこ崩してったなサネコマン」
バイエルンは9月13日のCLグループステージ第2節でバルセロナと対戦。昨季も同じグループで相まみえ、そのときは2試合とも3-0で勝利していた。あれから約1年、シャビ・エルナンデス監督の下復活を遂げたバルセロナとどのような試合を演じるのだろうか。