2026年に開催されるFIFAワールドカップ(W杯)の開催国や開催国の決定概要、過去の共催大会について紹介します。

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目次

  • カタールの次の開催国は?
  • ワールドカップ2026の開催国決定の経緯
  • 過去のワールドカップ共催について
  • ワールドカップの開催国はどうやって決める?
  • カタールの次の開催国まとめ

カタールの次の開催国は?

 FIFAワールドカップカタール2022の次に行われる2026年のワールドカップは、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国での共催となります。

ワールドカップ2026の開催国決定の経緯

 ワールドカップ2026の開催国として、最初に立候補したのはアメリカ、カナダ・メキシコの3か国です。2017年4月8日のことでした。その後にチリの名前も浮上しましたが、立候補には至らず。同年8月にはモロッコが立候補した後に立候補期間は締め切られ、「アメリカ、カナダ・メキシコの3か国共催」と「モロッコ」のふたつの候補によって、争われることとなりました。

 2017年11月にFIFAが、コンプライアンスやインフラ、人権、コスト・収益などの評価ポイントが記された「FIFAワールドカップ招致手引書」を発表。2018年3月には両候補から開催提案書が提出され、2026年W杯開催提案書評価タスクフォースが精査したうえで両候補の立候補が受け付けられました。

 その後、評価タスクフォースが両候補を視察。施設やインフラ整備などを調査し、ヒアリングなどを行いました。そして両候補のプレゼンを受けた後、評価レポートを作成。2018年6月1日に公表されたこの評価レポートによると、総合評価は3か国共催側が500点満点中402.8点なのに対し、モロッコ側は274.9点でした。

 そして同年6月13日に開催されたFIFA総会で、投票を実施。立候補4か国の協会と欠席した3協会、棄権した3協会、資格停止の1協会を除く200協会が投票した結果、3か国共催に134票、モロッコ開催が65票となり(該当国なしが1票)、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国共催が決定しました。

 メキシコでは三度目、アメリカでは二度目、カナダでは初のワールドカップ開催となります。

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過去のワールドカップ共催について

 これまでにワールドカップが共催となったケースは、2002年の日韓大会のみです。

 かつてワールドカップは欧州と南米・北中米で交互に開催されてきましたが(欧州開催が続いたケースは2回)、1986年に当時のFIFA会長であるジョアン・アヴェランジェ氏がアジア・アフリカ大陸での開催を提案。同会長から打診を受けた日本協会が1989年11月にW杯開催国立候補の意思を示し、1991年6月に「2002年W杯招致委員会」を発足させました。

 その後、1993年11月に韓国も立候補を表明。1995年2月に同じく立候補していたメキシコが辞退したことから、日本と韓国の2か国がアジア初の開催に向けて、招致活動で争うことになりました。

 ところがその後、会長選を控えていたFIFA内で、アベランジェ会長とUEFA会長のレナート・ヨハンソン氏を次期FIFA会長に推挙する欧州のFIFA理事派が対立。欧州理事側が日韓共催を推進したことで、共催案が突如として浮上することとなったのです。

 結局、アフリカの理事も取り込んだ欧州理事側が優勢となり、1996年6月1日に予定されていた投票直前に、アベランジェ会長は日本側に共催を提案。日本もこれを受け入れる形となり、投票を行わず、日韓共催が正式に決定しました。

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ワールドカップの開催国はどうやって決める?

 ワールドカップの開催国はどのように決まるのでしょうか?

 当初はFIFA(国際サッカー連盟)総会での投票で決めていましたが、1986年の開催国を決定するタイミングからは、FIFAの理事投票で決定する方式に変更されています。

 しかし24人のFIFA理事の投票による決定は、買収工作が行われる危険性が高く、実際に2015年にはFIFAの幹部が逮捕される汚職事件が起こっています。これを受け、2026年大会の開催国決定は、開催立候補国を除く全加盟協会での投票方式に変更されました。

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カタールの次の開催国まとめ

 2026年W杯では出場国が48か国、試合数は80に増加します。2026年の開催国決定は、規模の拡大が考慮され、3か国での共催となったと見られています。

 また2030年のワールドカップ開催に向けては、ウルグアイ・アルゼンチン・パラグアイ・チリが4か国の共催として立候補を表明。またすでに立候補していたスペインとポルトガルは、その後にウクライナも加えた3か国での共催案へと変更しています。

 2026年大会で落選したモロッコも再挑戦。ただし、アルジェリア、チュニジアとの3か国共催を検討していたように、大会の規模が大きくなったことで単独開催が困難になっているのも確かでしょう。

 2030年大会の開催地決定は、2024年に開かれるFIFA総会で投票が行われる予定となっています。

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