アレクサンダー・アーノルドと同様に攻撃力が持ち味だったR・カルロス氏

高精度のクロスやロングボールを蹴れる攻撃性能があるものの、守備力の物足りなさから批判も浴びているリヴァプールのDFトレント・アレクサンダー・アーノルド。現役時代に超攻撃的左サイドバックとして名を馳せたロベルト・カルロス氏は、アレクサンダー・アーノルドがイングランド代表で先発出場するに値すると考えているようだ。
 
先日、カタールW杯に臨む26人の招集メンバーを発表したイングランド代表。負傷離脱中のDFリース・ジェイムズが選外となり、メンバー入りしたDFカイル・ウォーカーも手術からの復帰を目指している最中。右サイドバックや右ウイングバックには多少の懸念がある。
 
ウォーカー以外の右サイド候補としては、DFキーラン・トリッピアーやDFベン・ホワイト、そしてアレクサンダー・アーノルドなどが考えられるが、ブラジル代表のレジェンドであるR・カルロス氏は、その中でもアレクサンダー・アーノルドを支持。英『The Telegraph』にこのようなコメントを残している。
 
「彼はそこ(スタメン)にいなければならない。最高の選手の一人だからね」
 
「(FWハリー・)ケインもいい選手だ。イングランド代表は良いチームだよ。名ばかりでなく、選手たちはよく鍛えられているし、W杯でプレイするための準備ができている。ブラジル代表でもプレイできる選手たちが揃っているという意味でも良いチームだ」
 
「(ベストには)その2人(ケインとアレクサンダー・アーノルド)を挙げたいところだけど、もっといる。(このチームには)質の高い選手がたくさんいる。クオリティが高いよ」
 
トリッピアーが左SB、ベン・ホワイトがCBでも起用される可能性があることを踏まえれば、アレクサンダー・アーノルドにも十分チャンスはあるだろう。イングランド代表のカタールW杯初戦は21日に行われるイラン代表戦となるが、サウスゲイト監督は右サイドのスタメンに誰を選ぶのか。