カタール・ワールドカップ(W杯)ラウンド16・ポルトガル代表vsスイス代表が6日に行われ、6-1でポルトガルが圧勝した。

韓国代表、ウルグアイ代表、ガーナ代表が同居したグループHを2勝1敗の首位で通過したポルトガルは、C・ロナウドがベンチスタートとなり、ゴンサロ・ラモスを最前線で起用。フェリックス、ブルーノ・フェルナンデスと共に3トップを形成した。

一方、ブラジル代表、セルビア代表、カメルーン代表が同居したグループGを2勝1敗の2位で通過したスイスは、守護神のゾマーが復帰。エンボロやジャカ、シャキリが先発となった。

主導権争いの慎重な序盤を経て、17分にポルトガルが最初のチャンスを生かしきる。フェリックスのパスをボックス左で受けたゴンサロ・ラモスがDFに対応されながらも左足を一閃。ゴールのニア上をぶち抜いた。

C・ロナウドに代わってスタメンのゴンサロ・ラモスが大仕事をしたポルトガルは、オタビオ、ゴンサロ・ラモスと立て続けに枠内シュートを浴びせていく。

守勢のスイスは30分、シャキリの直接FKで牽制するも、33分にポルトガルがリードを広げる。ブルーノ・フェルナンデスの右CKからペペの豪快ヘッドが決まった。

W杯ノックアウトラウンド最年長出場記録を更新した39歳ペペによるゴールで加点したポルトガルは、43分に3点目に迫る。ロングカウンターに転じた流れからブルーノ・フェルナンデスのスルーパスを受けたゴンサロ・ラモスがボックス内へ。枠を捉えたシュートを放ったが、ここはGKゾマーのファインセーブに止められた。

ポルトガルが2点をリードして迎えた後半、開始6分に決定的な3点目。右サイドで縦に仕掛けたダロトがグラウンダークロス。ゴンサロ・ラモスがワンタッチで合わせてゴールに流し込んだ。

ゴンサロ・ラモスの起用が大当たりのポルトガルは55分に4点目。左サイドをフェリックス、オタビオ、ゴンサロ・ラモスで崩し、最後はボックス左に侵入したラファエウ・ゲレイロがシュートを決めきった。

直後、CKからアカンジが一矢報いたスイスだったが、67分にノリにノっている男ゴンサロ・ラモスがハットトリックを達成する。フェリックスのラストパスを受けてGKとの一対一を決めきった。

73分、殊勲のゴンサロ・ラモスらに代えてC・ロナウドを投入したポルトガルは、追加タイムにレオンがゴールを決めて6発圧勝。16年ぶりベスト8に進出した。準々決勝ではモロッコ代表と対戦する。