アルゼンチン代表を率いるリオネル・スカローニ監督が12日、13日に行われるFIFAワールドカップカタール2022準決勝・クロアチア代表戦の前日会見に臨み、メディアの取材に応じた。

 クロアチアとの一戦について、スカローニ監督は「素晴らしいチームとの難しい試合になる」とコメント。さらに「クロアチアは戦い方を変えないだろう。彼らは常に同じスタイルで素晴らしいプレーを見せる。素晴らしい選手と伝統がある」と述べ、クロアチアのキャプテンを務めるルカ・モドリッチについても言及。「ピッチに立つ彼の姿を見ることは喜びだ。そのプレーだけでなく、振る舞いも多くの人の規範となっている」と賛辞を送った。

 一方、自身のチームに関しては、ロドリゴ・デ・パウルとアンヘル・ディ・マリアの状態が気になるところだが、「オランダ戦の翌日には回復していた。昨日もほぼ問題なかったし、基本的には起用可能だ。どれくらいの時間になるかは見極めなければならないが、準備はできている」と主張。プレー時間に関しては含みを持たせつつも、試合で起用できる状態であることを強調した。

 また、準決勝に向けては次のような見解を示した。「誰もがフットボールの試合であることをわかっているし、我々は最大限の力を発揮しなければならない。時には運に見放されることもあるが、やるべきことをやれば目標に到達するための道は開ける。ただ、フットボールはスポーツであり、時にはベストなチームが勝てないこともある」。