コパ・アメリカの初戦で対戦し、スコアレスドロー
南米選手権(コパ・アメリカ)は現地時間6月24日に米カリフォルニア州イングルウッドで優勝候補ブラジルがコスタリカとの初戦を戦い、まさかの0-0で終えた。
今大会は南米サッカー連盟所属の10チームに、北中米カリブ海地区からネーションズリーグの上位6チームを加えた全16チームで開催。米国で4チームずつ4組のグループリーグと、上位2チームずつが進出する準々決勝以降の戦いが行われる。
ブラジルは前半のポゼッション率75%という数字が示すように圧倒的にコスタリカ陣内で試合を進めた。前半30分には左サイドからFWハフィーニャが入れたフリーキックでのクロスから最後はDFマルキーニョスが押し込んだが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でも時間の掛かったチェックの結果オフサイドでゴールは取り消しになった。
後半に入っても圧倒的に攻撃を仕掛け、17歳の新鋭FWエンドリッキも投入して猛攻を仕掛けたが、5バックで守備を固めるコスタリカに手を焼いた。GKパトリック・セケイラのファインセーブもあったものの、ブラジルは最終的にシュート18本を放って無得点。コスタリカに得点チャンスは全く与えなかったが、1点が遠いまま試合を終えた。
2026年の北中米共催ワールドカップ(W杯)に向けた南米予選でも3連敗中と不振のブラジルだが、このコパ・アメリカの初戦でも勝ち点3を確実に取るべき相手と目されたコスタリカを相手にスコアレスドローで終わり、ドリバウ・ジュニオール監督への批判も高まってしまいそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)