コパ決勝は試合開始前から問題発生…キックオフも遅延

 南米選手権(コパ・アメリカ)では警備問題が話題となっている。準決勝のウルグアイ対コロンビアでは、試合後にFWダルウィン・ヌニェスらウルグアイ代表選手らとコロンビアサポーターと殴り合いの喧嘩に発展。ヌニェスらは酔った客によって「家族が脅かされた」と話していた。7月14日に行われる決勝の地、米フロリダ州のマイアミ市にあるハードロック・スタジアムでも米国警察とコロンビアサポーターが激しいやり取りが行われているようだ。

 アルゼンチンとコロンビアの決勝戦でも警備問題は引き続き起こっているようだ。アルゼンチンメディア「Diario Ole」は公式X(旧ツイッター)で動画を公開。「ハードロック・スタジアムでコロンビアファンと米国警察の間で事件が続く」と伝えて、激しいもみ合いになっているシーンを公開した。

 元アメリカ代表FWで米スポーツ専門局「ESPN」のハーキュリーズ・ゴメス氏は「これが2026年ワールドカップの会場です。CONMEBOLがこのトーナメントの公式主催者であると彼らが言っているにもかかわらず。酷い」と混沌とした状況を批判した。

 コパ・アメリカの決勝はキックオフ時間が遅延。CONMEBOL(南米サッカー連盟)は「チケットをお持ちでない方は入場いただけませんので了承ください。アクセスが再開されるとチケットを購入した人の見が入場できるようになります」と発表しており、現地は大混乱のようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)