シュートボクシングのプロ契約を断った21歳の若手ファイターが、婚約者と5畳の部屋で同棲生活を送りながら、K-1とのプロ契約を目指す夢と覚悟を語った。
その若者は『格闘代理戦争K-1 FINAL WAR』に現WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者・ゲーオ・ウィラサクレック率いる「ゲーオーズ」のメンバーとして参加している大関敬真。大関は11月30日に実施されたトーナメント1回戦で中堅として登場し、対戦相手の久保優太が率いる「久保ファミリー」の先鋒、鵜澤悠也から右ストレートで鮮やかなKO勝利を収めている。
インタビューで「自分、来年結婚をするんです」と明かした大関。現在は土建業で生計を立てながらプロのK-1選手になることを目指しており、彼女の実家にある5畳の部屋で婚約者と同棲生活を送っている。大関は21歳、婚約者のももさんは20歳で、ももさんが通っている美容学校を卒業してから入籍をして、5月には結婚式を挙げるのだそう。
「なぜK-1を目指すのか?」という質問に大関は「魔裟斗さんに憧れて」と回答。じつはシュートボクシングの全日本王者に輝いた経歴を持つ大関だが、魔裟斗と同じK-1の舞台に立ちたいという思いからプロのオファーを断り、現在の道を選んだという。
トーナメントで優勝すればK-1デビューの道が開かれるが、「負けたらどうする?」との問いには「格闘技をやめます」とキッパリ。大関は21日に行われるトーナメント2回戦で、再び夢を掴むリングに上がる。