修斗からONE Championshipに参戦している高橋遼伍は、自身の闘いを“解体ショー”と呼んでいる。得意技はローキック。一発で仕留めるのではなく段階を踏んで相手をバラバラにしていくというイメージだ。
「最初はスベッてるかなと思いながら、言い続けたら定着してきましたね。継続は力なりで(笑)。“頑張ります”とか、ありきたりな言葉じゃつまらない。独自の言葉で自分を表現したほうがいい」
 今でこそ相手のふくらはぎを蹴るカーフキックが脚光を浴びているが、以前はMMAにおいてローキックでフィニッシュまでもっていける選手は珍しかった。だが高橋は「ローが効果的だという確信はありましたね」と言う。それどころか「ヒザ下へのローがMMAのスタンダードになる」と考えていたそうだ。