あと1牌があまりに遠い、そのもどかしさも麻雀の持つ魅力なのか。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」10月23日の第2試合で、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）がダブルリーチを空振りするなど、好配牌が続くもアガリを逃し続け、おもわずボヤく一幕があった。
【動画】美女雀士も思わず「ムッ」？（2時間25分20秒ごろ～）
今期からトップ以外でもインタビューを受けることになり、4着で悔しい登場となった岡田。振り返りを求められると「そうですね、手は入ったんですけど、（牌に）思わせぶりな態度を取られたなって感じ…」と苦笑した。
特に不運を象徴したのが東2局、ダブルリーチ・赤・ドラ2の手が入るも、これが四・七万のリャンメンテンパイと待ちも悪くないにも関わらず、流局してしまった。解説の渋川難波（協会）も思わず「年に1回あるかないかの手、これをアガれないともうダメですよ」と語り、最後のツモでもアガれなかった瞬間は「これは怒ってます、怒ってもしょうがない」と、その心情に寄り添った。
岡田は淡々とインタビューに受け応えてはいたが、このダブルリーチを逃したことはあまりに悔しかったようで、憮然とした表情。ファンも「かーアガれんか」「不満すぎるｗｗｗｗ」「許せなかったｗ」「課金が足りない」とコメントを投稿していた。
この局以外にも、随所で手が入った岡田だったが、中盤戦からは赤坂ドリブンズ・鈴木たろう（協会）の効果的なアガリに手を潰され、終わってみれば消化不良のラスを押し付けられてしまった。
ただそれでも岡田は「あのダブリーがアガれなくてもトップが取れるような平たい状況だったので、そんなに…（気持ちに影響はない）です。最後まで諦めずにやろうと思ったんですが」と、むやみに不運を嘆くことなく、殊勝に振り返っていた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
