思わず指も震える…瀬戸熊直樹、壮絶な叩き合い制す 解説も「麻雀の真理を見た」/麻雀・Mリーグ
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 見ている側も息を呑むような大熱戦を繰り広げた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」10月29日の第1試合で、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)がKADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)との壮絶な叩き合いを制して今期2勝目を獲得。牌をツモる手が震えるほどの気迫で、チームに8試合ぶりの勝利をもたらした。

【動画】瀬戸熊直樹、思わず震える指…(1時間37分ごろ~)

 この試合の対局者は起家から岡田、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、瀬戸熊、EX風林火山・勝又健志(連盟)の並びでスタート。

 直近7試合でトップなし、試合前の時点でリーグ最下位に位置していたTEAM雷電にとって、大黒柱である瀬戸熊の双肩に大きな期待がかかった第1試合。東1局は岡田の追っかけリーチに5800点の放銃、続く1本場では岡田からタンヤオのみの1300点(+300点)を直撃と、序盤からその後の激突を予感させるような点棒の応酬となった。

 他家のツモアガリで点棒を徐々に減らし、トップの岡田と約2万点差のラス目で迎えた南3局。好配牌を手にした親の瀬戸熊は、近藤からリーチ・平和・赤の5800点を直撃してトップ争覇圏内に復帰。さらに続く1本場でも勝又とのリーチ対決を制し、リーチ・タンヤオ・赤・裏の1万2000点(+300点、供託1000点)で岡田と僅差の2着目まで浮上した。

 クライマックスはテンパイ料で岡田を逆転して迎えた南4局1本場だった。1巡目に自風の北を仕掛けた瀬戸熊は、3巡目に早くも6筒待ちのテンパイ。しかしアガれば再逆転の岡田も負けじと鳴きを入れて3・6筒待ちのテンパイを入れる。さらに瀬戸熊が食い伸ばしのチーで6・9筒待ちに変化したことで、3・6・9の筒子をめぐる2人の猛烈なめくり合いに突入した。

思わず指も震える…瀬戸熊直樹、壮絶な叩き合い制す 解説も「麻雀の真理を見た」/麻雀・Mリーグ
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 指が震えるほどの気合いをこめて牌をツモる瀬戸熊と、決死の形相でそれに立ち向かう岡田。視聴者も「アツすぎる」「バッチバチ」「ヒリヒリたまらん!」と固唾を呑んで見守った一戦は、岡田が瀬戸熊の当たり牌の9筒を掴んで北・赤の2000点で勝負あり。経験豊富な解説の土田浩翔(最高位戦)も「しびれる戦いでしたね。麻雀の真理を見たかのような気がします」と最大級の言葉で称えた壮絶な叩き合いを制し、瀬戸熊がTEAM雷電に待望のトップを持ち帰った。

 試合後のインタビューで「最後は皆さんのご声援でアガらせてもらったようなもの」とファンに感謝した瀬戸熊。チームが掲げる「面白い麻雀」の看板に偽りなしの逆転勝利をきっかけに上昇気流を掴めるか、TEAM雷電の今後の戦いぶりにも注目が集まる。

【第1試合結果】

1着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)3万7500点/+57.5

2着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)3万400点/+10.4

3着 EX風林火山・勝又健志(連盟)2万2100点/▲17.9

4着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)1万点/▲50.0

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

牌を握る手にも力が入る
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会心の勝利にニコニコ
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箱下ラスでもこの余裕
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