冬の珍事!?にファンも「セミが鳴くぞ」黒沢咲、激レア“一鳴き”に周囲が騒然/麻雀・Mリーグ
【映像】ABEMAでみる
この記事の写真をみる(2枚)

 普通の選手にとっては、ごく当たり前の役牌ポン。しかしそれが超メンゼン派として知られる“セレブ”の仕掛けなら、天変地異の前触れかのような見せ場となる。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」12月17日の第1試合、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)が1枚目の発をポンしたことで、実況・解説や視聴者から驚きの声が上がった。

【動画】黒沢が一鳴きしただけで大騒ぎ!

 満貫程度では飽き足らない圧巻の打点力と鉄壁の守備力、そして10%を切る極端に低い副露率。黒沢の雀風はMリーグに参戦する全30選手の中でも、間違いなく異彩を放っている。それでいてMリーグでは2シーズン連続で好成績を収めており、今期もこの試合前まで副露率7.65%ながら個人成績上位をキープ。12月14日には今期最高得点の8万点を超えるトップを獲得するなど、“セレブ”という異名にふさわしいゴージャスな麻雀でファンを虜にしている。

 しかし17日の第1試合では、そんな黒沢が驚きの“一鳴き”をする場面があった。南2局2本場、他の3選手からやや離されたラス目の黒沢は、ドラの6筒と役牌の発が対子という手格好。平時の黒沢ならどっしりと構えてメンゼンで手を育てることが多い印象だが、ビハインドを少しでも挽回したい同局では上家の渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が場に放った1枚目の發に「ポン」の声がかかった。

 この仕掛けを受けて、中継の解説を務めた土田浩翔(最高位戦)は「あれ!?嘘でしょ」と仰天。実況の小林未沙も「黒沢が鳴いた!?日本中がびっくり」と動揺し、視聴者コメント欄には「な、鳴いた…」「マジか!」「速報 セレブ黒沢、鳴く」「歴史が動いた」「事件発生!」「クララが立ったレベル」と驚きの声が殺到。さらに「明日は猛暑」「沖縄雪降る」「セミが鳴くぞ」など、その珍しさを気候変動にたとえるファンも続出した。

冬の珍事!?にファンも「セミが鳴くぞ」黒沢咲、激レア“一鳴き”に周囲が騒然/麻雀・Mリーグ
拡大する

 しかしこの鳴きも実らず、最後までアガリが遠かった黒沢はラスのままゲームセットとなった。試合後のインタビューでリポーターの松本圭世アナが「黒沢選手としては珍しいかなと……」と指摘すると、黒沢は「他の人だったら普通ですよね?」と大笑い。その一方で「鳴かなくても良かったかなとは思うんですけど……。ちょっと放銃でグラっときてしまいました」と東4局の多井への満貫放銃が遠因になっていると悔しそうに自己分析した。

 自身のスタイルを崩してでも、アガリへの執念を見せた黒沢。もちろんドラを2枚抱えた状態での役牌の一鳴きは多くの選手にとってセオリー通りの選択であり、それでもこれだけのインパクトを残すところに“セレブ麻雀”の凄みが表れているとも言える。なお、半荘を通じて黒沢の鳴きはこの1回だけだったが、シーズンを通しての副露率はわずかに上昇。今後はどのような場面で貴重な“鳴き”が炸裂するのか、その一挙手一投足から目が離せない。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)

インタビューでは本人も大笑い
インタビューでは本人も大笑い
自信も感じさせる4勝目
自信も感じさせる4勝目
萩原聖人、あと一歩届かず2着
萩原聖人、あと一歩届かず2着
【会員登録】14日間無料で麻雀番組を全て見る
【会員登録】14日間無料で麻雀番組を全て見る
Mリーグ 配信情報まとめ
Mリーグ 配信情報まとめ
この記事の写真をみる(2枚)