モニター越しでも見る者へ伝わる勝利への執念が、この日の結果を手繰り寄せた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」1月4日の第1試合で、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎（連盟）が気迫を前面に出す戦いぶりで、自身5勝目を挙げた。
この試合の対局者は渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）、内川、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり（連盟）、赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）の並びでスタート。
内川は東1局から3局連続のリーチ。2回のアガリを決めてトップ目に立つ。さらにリードを広げたのは東3局2本場、この日4度目のリーチをツモり、リーチ・ツモ・タンヤオ・赤の8000点（＋600点）を獲得。南場に入っても攻撃の手を緩めることなく、効果的に加点した。オーラスは2番手の高宮が親の園田から一発でロンアガリ。倍満であればマクられてしまうことから、開かれた手にはとっさに不安げな表情をみせたが、これは跳満でほっと一息。無事に逃げ切り勝利を収めた。
インタビューでは「堀さんが四暗刻含む大トップを取ってくれたので、（自分も）やってやろうと思って卓に座りました」と、2日前の盟友の活躍が、いい刺激になったことを明かした。最後に「サクラナイツはいいスタートが切れていると思います。セミファイナル、ファイナルへ向けて1試合1試合、大事に打っていきたい」とファンへメッセージを伝えて決めポーズ。コメント欄は「内川さん、ありがとうございます！」「さわやかだなあ」「カッコ良い～」「イケメン」「桜本当につえーなあ、他チームファンからするとちょっとキツい」とサクラナイツへの声援や、チームの勢いを認める視聴者の声が多数投稿された。
配牌、ツモに恵まれ、またそれを活かしたアガリが連発となった内川には「麻雀牌に愛されてる」「麻雀に愛されウッチー」とのコメントも投げかけられ、この日も麻雀牌にモテまくりの一日となった。
シーズン当初は逆連対が続き、チーム低迷の一因にもなってしまっていた内川だが、年末に調子を上げ、12月は3勝で＋191.1と全選手中トップの成績を挙げた。新年初登板となったこの日も気迫十分、アガリを重ねてトップ。まだまだ寒い季節が続くが、サクラの季節に笑うために、イケメン王子は愛刀サクラブレードを振り続ける。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎（連盟）4万5200点／＋65.2
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり（連盟）4万2700点／＋22.7
3着 渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）2万800点／▲19.2
4着 赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）－8700点／▲68.7
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
