自ら決めた鮮やかな親倍満も記憶から飛んでしまうほど、対局に入り込んでいたのかもしれない。1月5日に行われたプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」第1試合。約2カ月ぶりとなる待望のトップを獲得したU-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）が、倍満をアガった場面をなかなか思い出せず、インタビュー中に「忘れてしまって……」と照れ笑いを浮かべる一幕があった。
EX風林火山・勝又健志（連盟）の豪快な倍満ツモで幕を開けたこの対局。11月13日以来のトップを目指す瑞原は、親番の東2局1本場にリーチ・ツモ・一盃口・赤・ドラ2・裏ドラ2の2万4000点（＋300点）という強烈な「倍満返し」を披露。このアガリで大きなリードは築いた瑞原は、一時トップ目を勝又に譲るも、南場に再逆転を決めて見事に自身2勝目を挙げた。
半荘を通じて東2局1本場の親倍満がもっとも大きな打点のアガリとなっただけに、リポーターの松本圭世アナは試合後のインタビューで「8000オールが印象的でしたけども、振り返っていかがでしょうか？」と質問。しかし当の瑞原はしばし虚空を見つめ、「忘れてしまって……。けっこう対局後に忘れていることが多くて」と照れ笑い。その後、小林アナのアシストを受けて「あっ、思い出しました！」とあらためて同シーンを回想するというチャーミングな会話劇が繰り広げられた。
クールビューティー然とした対局中とは一転、身振り手振りを交えて感情豊かにインタビューを受ける瑞原の姿に、視聴者コメント欄は大盛り上がり。「忘れてるｗ」「草」「動きがイチイチかわいい」「天然か！」「尊い」など、Mリーグきっての美女雀士の“ド忘れ”に多くのファンが魅了されていた。
またこの日の対局では、東3局5本場に選択を迫られるドラの7索を引いて悩ましげに頬を膨らませるシーンもあり、これも「かわいすぎる」「ぷくー」「かわいいｗ」「プク可愛い」と大好評。その一方で、勝負を決めた南2局の満貫ツモの場面では「早く来い！みたいな気迫がありましたね」と解説の渋川難波（協会）も唸るほどの闘志を見せた。麻雀の技術はもちろん、凛々しさと愛らしさを兼ね備えた瑞原の一挙手一投足に、今後も熱い視線が注がれそうだ。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
