白鳥が薄氷を踏む勝利 全員2万点台のぎりぎりトップに「あぶねー」/麻雀・Mリーグ
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 4選手が2万点台で横一線に並んだ終盤戦。手に汗握るギリギリの攻防を制して、首位をがっちりとキープした。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」1月11日の第1試合で、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)が今期4勝目を挙げた。

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 この試合の対局者は白鳥、EX風林火山・勝又健志(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)の並びでスタート。今期ここまで“2強”として他チームを引き離している首位の渋谷ABEMASと2位のEX風林火山の直接対決に注目が集まった。

 東1局に勝又の1万2000点(+供託1000点)のアガリが飛び出すも、白鳥が東2局にすかさず追撃。勝又の親リーチを積極果敢に追いかけてリーチ・一盃口・裏ドラ2の8000点(+供託1000点)を勝又から直撃し、続く東3局にも発・対々和の5200点をアガってチームの勢いそのままにトップ目を快走した。

 東4局1本場には字一色模様の岡田に対し、手出しを見極めて「西単騎の可能性はない」と西の暗刻落としという妙手を披露した白鳥。しかしどれだけ巧みな守備を見せても、そう簡単に逃げ切りとはいかないのが麻雀の難しさだ。1万点台を割るラス目だった岡田が2度の満貫で一気に上位争いに割り込み、南2局以降は全員が原点の2万5000点付近という熾烈な順位争いに突入する。白鳥にとってはジリジリと点棒を削られる展開となったが、焦らずにオーラス勝負にかけたことが最後の最後に実を結ぶ。

 トップ目の萩原まで3500点差の3着目で迎えたオーラス、ダブ南が鳴けた白鳥はわずか5巡で逆転条件を満たしたテンパイを入れる。直後に親の萩原もドラの西をポンして大物手をテンパイするも、わずかに先んじた白鳥がダブ南・赤の5200点をアガり切って薄氷の勝利を獲得。全員が2万点台で終了というロースコアゲームとなっただけに、試合後のインタビューでは開口一番「あぶねー」と本音がこぼれる一幕もあった。

白鳥が薄氷を踏む勝利 全員2万点台のぎりぎりトップに「あぶねー」/麻雀・Mリーグ
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 結果的にEX風林火山の勝又と1着・4着という並びを作り、渋谷ABEMASの首位をますます盤石なものにした白鳥。解説を務めた渋川難波(協会)も「ABEMASはもうぶっちぎり。このまま行っちゃうんじゃないですか」とコメントするなど、絶好調の松本吉弘(協会)だけでなく全選手が抜群の安定感を見せるチームに死角は見当たらない。

【第1試合結果】

1着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)2万9300点/+49.3

2着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)2万5000点/+5.0

3着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)2万3800点/▲16.2

4着 EX風林火山・勝又健志(連盟)2万1900点/▲38.1

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)

接戦を制した白鳥翔
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トルネードツモ、炸裂!
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苦しい萩原聖人
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Mリーグ 配信情報まとめ
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