エリートサラリーマンの夫に美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘、理想的な家族はなぜ殺されたのか?証言から浮かび上がる、被害者の本当の顔、そして犯人とは…。女同士のマウンティング、カースト社会、ウワサの数々、まるで現代社会の縮図のような戦慄の群像ミステリー、映画『愚行録』が2月18日(土)から全国公開される。
原作は第135回直木賞の候補にもなった貫井徳郎の同名小説。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)は一家惨殺事件の被害者・田向夫妻の過去を知る人物たちに取材を行っていく。ネグレクト(育児放棄)の容疑で逮捕された妹・光子(満島ひかり)のことに頭を悩ませながらも、田中は取材を進めていくうちに、田向の妻・友季恵(松本若菜)と大学時代の同級生・宮村淳子(臼田あさ美)とその元カレで夏原と三角関係に陥った尾形孝之(中村倫也)に話を聞くことになる。