遺伝子検査会社「ジェネシスヘルスケア」が、男女の遺伝情報を調べることで筋ジストロフィーなど約1050の病気の発症確率が分かる検査を来年にも開始する計画があると発表した。唾液を採取して遺伝情報を読み解き、100%、50%、25%、0%の4段階で発症リスクを評価するという。
 こうした検査については、結果によって出産を諦めたり、遺伝病の当事者や家族への差別につながる恐れも指摘されている。日本で4年前から始まった新型出生前診断では、染色体異常が確認された人の8割近くが中絶を選択したという。