日本・キューバ合作映画『エルネスト もう一人のゲバラ』の世界最速試写会が9月13日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた。イベントには主演オダギリジョーとメガホンをとった阪本順治監督が登壇し、舞台挨拶を行った。
 キューバ革命の英雄チェ・ゲバラのゲリラ部隊に参加し、ゲバラから「エルネスト」と名付けられた日系人フレディ・前村の生涯を描いた同作。チェ・ゲバラに扮装したサポーターを前に阪本監督は「今日は何の集会でしょうか?(笑)。今回は他の映画と同じことをやってもしょうがないと思いまして、サポーター試写会を実施いたしました」と普通の試写会とは一味違う点に言及。オダギリは本作のオファーを受けた時の印象について、「監督にお話をいただいた時からやりたいという気持ちがMAXでした。想像もできない困難な道だと思ったし、乗り越えられないような高いハードルが目の前にあったので。今の日本映画界でこんな映画を撮るなんて、革命のように感じました。とにかく戦い抜こうと決心しました」と語った。阪本監督は「オダギリが役者として生まれ変わりたいと何度か言っていたのを知っていたので、ピッタリのあるよ!と言いました」とオファー時を降り返った。