1995年に起きた、オウム真理教による東京都庁爆弾事件で、菊地直子元信者の無罪が確定する見通しとなった。
 これは都庁の職員が青島幸男都知事宛に届いた小包を開いたところ爆発、左手の指すべてと右手の親指が吹き飛ぶ大けがを負った事件で、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の逮捕の夜に発生したことから、捜査のかく乱などを狙ったものとして注目されていた。裁判で菊地元信者は爆薬の原料を運んだとして「爆発物取締罰則違反ほう助罪」と「殺人未遂ほう助罪」に問われていた。