昨今、「BLが好きな女性のメッカ」として取り上げられる機会の多い池袋。東京の繁華街だが、飾らない庶民的な街にも感じられ、そんなところがオタクにも支持される所以なのではないだろうか。ちなみに池袋の西と東では全くの別世界であり、AbemaTV(アベマTV)にて放送中の連続ドラマ「#声だけ天使」は、池袋の東側がストーリースポットとなっている。
冒頭に「BLが好きな女性のメッカ」と記したが、「夢女子(少女漫画や乙女ゲームなどのヒロインになりたい、憧れを抱く女性)」や「BLが好きな男性」の存在も忘れてはならない。彼女、彼らの存在があって、池袋(東側)という街が活性化されているのである。彼女、彼らは同じ女性向けコンテンツを様々な視点で楽しみ愛しているのだ。一方のアキバこと秋葉原は、言わずと知れた男性中心のオタクコンテンツシティである。最近では『ポプテピピック』が幅を利かせているのが記憶に新しい。勿論、秋葉原にも女性向け商材は売っており女性も訪れるが、池袋の「乙女」や「BL」を目的としたユーザー層とはやや異なり、男性の中に混ざり『ラブライブ!』を応援している女性など、純粋にオタク文化を満喫している印象がある。