昨年、厚生労働省が発表した統計によると、日本人の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳と過去最高を更新。また、内閣府の発表によれば、2015年時点での65歳以上の高齢者の単独世帯は約624万世帯に上るという。そんな超高齢化社会・日本で重要な問題の一つが、高齢者たちの性の問題だ。
 日本性科学会の2012年の調査では、「この1年にSEXをしたいと思ったか」という質問に対し、配偶者がいる60代男性は78%、70代男性は81%が「思った」と回答。女性に関しても、60代が42%、70代が33%という結果だった。なお、単身者(60~70代)の場合、男性が78%、女性が32%という数値となっている。